習い事が将来の教育費を食い潰す…?《子どもの習い事費用》について

Baby&Kids / Life style

新しいことがスタートする春。夢が膨らみ、子どもの新しい生活の一歩として、習い事をさせてみようかなと考えるパパやママも多いかもしれません。

スポーツ系、アート系、音楽系、学習系など、色々な種類がある習い事。それぞれにメリットがあり、何を習わせようかと頭を悩ませるところではないでしょうか。

その前に知っておきたいのが、子どもの習い事にかかる費用についてです。

事前にチェックしておきたいポイントをお伝えします!

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好きこそものの上手なれ!

小さな子どもの場合は、「この習い事がしたい」という明確な意思表示はあまりないことでしょう。

日々の生活の中で、子どもが興味を示しているもの、喜ぶものを見つけて始めてみると、思いがけない才能が花開くかもしれませんね。

その反対に、いくらパパやママが習わせたいと思っても、子どもが興味を持って楽しく通えないのでは、長続きもスキルアップもしにくくなります。

まずは費用がかからない無料体験レッスンやプレ教室を上手に利用し、子どもの反応を見てみましょう。

もし、子どもが「習いたい!」と思っているものがあるのなら、想いを叶えてあげると良いでしょう。

習い事にかけるお金はいくらまで?

子どもの将来を考えると、習い事はたくさんさせたほうが良いのではないかと考えがちですが、休みなく毎日通い詰めるのは、お子さんのストレスになります。

お友達と遊べる日を確保して、遊びの中で経験し、学ぶ時間も作ってあげましょう。

また、「習いたい」「習わせたい」の全てを叶えてしまうと、体力や時間はもちろん、金銭的にも余裕がなくなってしまいます。

ここで、気になる「習い事費用」の平均を見てみましょう。

文部科学省の調査によると、就学時前の子どもの学校外教育費(習い事、学習塾への支出)は、年間約8万円~約14万円。

月額にして約7,000円~約12,000円となっています。

(文部科学省 平成26年度「子供の学習費調査」学校外教育費より)

文部科学省 平成26年度「子供の学習費調査」

習い事は、一度始めると、毎月決まった月謝の支払いが必要になります。

せっかく子どもが楽しく興味をもって通い始めたのに、家計が苦しくなったからと途中で辞めさせるのは残念です。

そうならないよう、事前に今の家計ならいくらまで「習い事費用」に充てることができるか、そして払い続けることができるのかを、しっかり把握することが重要です。

教室には、ボランティアの教室、自治体主催の比較的月謝の安いもの、民間の教室など、さまざまな教室がありますので、上手に使い分けてみてくださいね。

意外な落とし穴……月謝以外の費用や負担もチェック!

事前にチェックしておきたいのが、月謝以外にかかる費用です。

例えばピアノなどは、楽器の用意が必要です。ものによっては百万円以上かかることもあります。また、定期的な楽器のメンテナンス費もかかります。

発表会がある場合は、発表会までの特別レッスン代や洋服代、教室によっては会場費の負担まで必要な場合もあります。

スポーツ系の習いごとは、初めに道具を買えばOK……ではありません。道具やユニフォームは、買い替えが必要な消耗品です。

昇段試験の検定代、遠征費がかかるスポーツもあります。

練習のサポートや試合の送り迎えなど、お金以外のパパ・ママの負担が増える可能性もあります。

これら月謝以外の費用は、冷静になって考えれば予想がつくものが多いです。習い事を始める前には、月謝以外の費用や負担にも目を向けてみて下さいね。

子どもの習い事に費用をかけすぎることは、将来の教育費を早くから食い潰すことにもなりかねません。

将来必要なお金はきちんと貯蓄しつつ、家計に無理のない範囲で習い事をスタートさせてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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