突然の「授乳拒否」不安なママのお悩み解決!その原因と対処法を紹介

突然の「授乳拒否」不安なママのお悩み解決!その原因と対処法を紹介

Baby&Kids / Life style

ある日突然、それまで順調に飲んでいてくれたはずの母乳を嫌がりだすこともある、赤ちゃん。

「どうして?おっぱいが嫌なんて、なぜ?」と、ママは悩んでしまいますよね。今回は、その原因と対処法を見ていきましょう。

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榮樹実
榮樹実
2019.05.16

突然の”授乳拒否”……

赤ちゃんは、産まれてから、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃までの間、ママの母乳や粉ミルクだけで過ごすこととなります。

特に、母乳で子育てをするママにとっては、一日に何度もある授乳の時間は、赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間でもあります。

赤ちゃんも、ママのおっぱいに心が落ち着いたり、安心が得られるもの……と思っていたら、ある日突然、おっぱいを嫌がりだした。

おっぱいをあげようとしても、泣き叫び、体を大きく反らして嫌がったり。

お互いにとって幸せな時間だったはずが、「なぜ?」と悲しい気持ちでいっぱいですよね。

「授乳拒否」の原因は?

赤ちゃんが授乳を嫌がる原因とは、一体、何なのでしょうか?

様々な環境や体の変化が考えられます。ここでは、その一例をご紹介します。

《乳頭混乱が起きている》
母乳だけではなく、哺乳瓶やおしゃぶりを使用している場合には、直母の時と飲み方が違います。

哺乳瓶の方が飲みやすく作られているため、哺乳瓶の人工乳首に慣れてしまうと、おっぱいが飲みにくく感じ、泣き出してしまうことがあるようです。

《母乳の味が変わった?出にくくなった?》
ママの食生活は、今までと同じですか?甘いものや脂っこいものを食べ過ぎたり、産後ダイエットをしようと、食事の量を減らしていると、母乳が出なくなってしまったり、味も変わっていきます。

赤ちゃんは、母乳やミルクしか口にしていないため、味の変化にとても敏感です。

また、片方のおっぱいだけを嫌がるケースもありますが、母乳は、右と左で開いている乳腺・乳管の数と出る量が違います。

片方だけ詰まってしまっていることも考えられるため、嫌がる方の胸をマッサージしたり、飲ませ方をいつもと変えるなどすると、状況が変わるかもしれませんよ。

《赤ちゃんの体の変化は?》
赤ちゃんは、体の調子が悪いときにも、授乳を嫌がることがあります。

口内炎ができていると、母乳がしみて痛かったり、風邪気味による鼻づまりで飲み辛いことも。歯の生えはじめには、口の中がむずむずして気になるようです。

便秘が続いていたり、お腹の調子が悪い場合にも授乳を嫌がることがあるので、赤ちゃんの不調を取り除いてあげることも大切です。

「授乳拒否」を乗り越える対処法

赤ちゃんが授乳を拒否する理由を見極めたら、その原因を取り除いてあげましょう!

乳頭混乱を起こしている場合には、まず、直乳でしっかりとあげてから、哺乳瓶を使うよう意識します。

はじめは泣いて嫌がるかもしれませんが、赤ちゃんが吸ってくれなくなると、母乳は出なくなってしまいます。

根気よく続けることで、きちんと母乳を吸ってくれるようになる日を待ちましょう。

母乳がすでに出にくくなっている場合や、母乳の味や質が変わってしまったかも……という場合は、ママが、しっかりとバランスのとれた食事を意識することが必要です。

和食や野菜・米を中心とした食事を摂ることで、美味しい母乳を作ってあげましょう。母乳が出やすくなる、ハーブティーなどを飲むのもオススメです。

また、病院で行われている母乳外来を活用したり、乳頭マッサージを続けてゆくことで、改善を目指しましょう。

「授乳拒否」はきっかけの一つ……?

授乳を嫌がる赤ちゃんの月齢に合った対処法を行うことも、大切です。

生後1〜4ヶ月くらいの月齢の低い赤ちゃんであれば、授乳の回数を増やすことで、吸わなくなってしまうことを避け、ママの体で母乳を作り続けられる環境を整えられます。

嫌がられながら授乳を続けるのは、ママにとっても辛いことかもしれませんが、ママにとっても、赤ちゃんにとっても良い結果に繋がる!と信じて、根気よく続けてましょう。

また、生後5〜6ヶ月の時期であれば、離乳食を開始するタイミングともなるかもしれません。

母乳は、いつかは終わるものです。これを一つのきっかけと捉え、離乳食を開始し、食べ物から栄養を摂っていけるようになれば、スムーズな卒乳に繋がるかもしれません。

どちらにせよ、ママや赤ちゃんの負担になるようであれば、母乳に「こだわりすぎない」というのも大切なことです。

いくら栄養たっぷりと言われている母乳でも、ママや赤ちゃんのストレスになってしまうのならば、無理をしすぎないことが一番ですよね。

いかがでしたか?子育ては、いつも悩みや迷いの連続です。お子さんと向き合い、原因を探し、うまく乗り越えていけると良いですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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