人生100年時代「あの時こうしておけば……」にならないために
最近よく耳にするのが、「人生100年」と考えるなら、定年を迎えたその後、どのような生き方を選択し、残りの時間を過ごしていくのか?という話。
少なくとも、定年後30年以上をどう生きていけばいいのか考えなくてはいけないのが、少子高齢化の時代を生き抜く私たちの課題といわれています。
この問題は、働く女性全員が定年まで働き、その後をどうやって生き抜くのか、という話に偏ったものではありません。
家庭と仕事を両立する日々のなか、幸せな家族との時間や、未来の自分の人生が豊かであるために。
老後を迎えてから、「あの時こうしておけばよかった」と思わないように、今後のキャリア形成について考えてみませんか?
自分に目を向けることは「将来のキャリアへのパスポート」
ママになってから一番大変なのは、「自分の時間をつくること」かもしれません。
特に、自分のことで病院へ行く時間をなかなか取れないという方が多いのではないでしょうか。
仕事と家庭を両立させながら、忙しい日常生活を送っていると、ちょっとした不調を放置し、悪化してしまいがち。
ところが、結果的に治療に時間や費用がかかったり、早期発見が重要となる病気を見過ごして、手術や入院が必要になることも少なくありません。
そうなれば、キャリアやワークライフバランスにも影響が出てしまいますよね。
自分の体は一つ。未来の自分に対して、健康のバトンを渡さなくてはいけません。
ちょっとした心掛けを日々積み重ねることが、未来の自分にとって重要な「キャリアへのパスポート」になるのです。
また健康とは、心と体の両面で考えるものです。
日々必死に過ごしていく時間の中で、自分の心と体に何が起きているのか。自分と向き合うことも、ママにとって重要な仕事です。
心の健康が、自分の未来のキャリア形成にどのように影響するのか、イメージしてみましょう。
キャリア形成に関わる「心の健康」とは
ママにとって、子供の成長や家族の幸せは、心身ともに健康な状態であるからこそ実感できるはずですよね。
ママが笑顔でいると、自然と家族も笑顔になります。そしてその笑顔は、職場においても良い影響を及ぼすのです。
例えば、いつもピリピリしている人は、同僚や部下、上司にとって「話しかけにくい人」というイメージを持たれてしまいます。
すると、業務的なやり取りや会話だけになり、新しい仕事の依頼や新たな人脈作りに悪影響を与えてしまう可能性があります。
仕事と家庭を両立させるなかで、自分の老後を支えるキャリア形成は、今の自分の積み重ねでしかありません。
些細なことでも、相手にとってはインパクトを与える場合があることを忘れずに、言動や態度に気をつけながら仕事をしてみましょう。
そのためには、「心身ともに健康であること」が一番大切な条件になることも、意識してみてくださいね。
「理想のワークライフバランス」とは
ママになると、子供の成長とともに、家庭と仕事の両立バランスも変わります。
日常生活を送るのに精一杯で、理想のキャリア形成を考えることはなかなか難しい……と嘆くママも多いのではないでしょうか。
たしかに、働くママを取り巻く環境は、まだまだ理想とはかけ離れていると感じることも多くあります。
現実のワークライフバランスは、体力面の厳しさ、職場の制度や雰囲気、そして働く環境の変化を受け入れなくてはならない場合もあります。
たとえば、やむを得ず正社員を退き、契約社員や派遣社員、パート勤務になるママも多くいます。
せっかく自分がやりがいをもって挑んできた仕事。
様々な事情で一時的に手放さなくてはいけない、諦めなくてはいけない現実では、モチベーションを保つことも難しいですよね。
しかし、本当のキャリア形成は、目前の仕事環境だけが重要なわけではありません。
まだまだ長い一生をどのように生活し、働いていくのかを考えることです。
理想のワークライフバランスへの第一歩は、「心身ともに健康であること」。日々を大切に過ごしていくことです。
あなたの心と体の健康が、未来のキャリア形成につながっていることを忘れないでくださいね。
家庭と仕事を両立しているママにとって、今この瞬間が大事!というシーンはたくさんあると思います。それはとても大切なこと。
しかし、自分の体に異変を感じてからでは、そんな大切な時間を奪われることになるかもしれません。
日ごろから、自分の心身のメンテナンス時間を設け、日々の積み重ねによるキャリア形成を一歩一歩進めていきましょう。
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