ママに大人気!ちょっと理系な育児Sumireさん独占インタビュー

Baby&Kids / Life style

東京大学大学院を卒業し、研究者として働いているSumireさんが運営しているブログ「ちょっと理系な育児」をご存知ですか?

WHO(世界保健機構)のガイドラインの分かりやすい解説など、他では読めない正確な情報を得ることができると、赤ちゃん育児中のママから大きな反響を得ています。

そんなSumireさんに、4yuuu!が独占インタビューしました!

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2016.04.28

『ちょっと理系な育児』ブログを始めたきっかけは?

Sumireさんのブログは、小さなお子さんを育てているママさんから大変人気ですが、『ちょっと理系な育児』ブログを始めたきっかけはどんなことですか?

Sumireさん
「もともと、ブログなどを自分で発信することはなく、読むばかりでした。

でも、母乳・ネントレ・しつけなど、育児の話題はとても重要なことなのに、素人も専門家もみんなが自己流のアドバイスをしますよね。

私は、理系出身ということもあり、『どこかに根拠のある信頼できる情報源はないのかな』と思って、まず母乳育児について、WHOのガイドラインに行きついたんです。

読んでみると、今まで聞いたことがないような情報がたくさんあったので、私だけで独り占めするのはもったいないと思い、誰でもアクセス可能なネット上で翻訳公開しようと決めたのが、ブログを始めたきっかけです。」


悩むことが多いママの皆さんは、つい情報だけを追って不安になってしまいがちですが、きちんと根拠があるものやご自身が信じられる情報だけを選びとっていきたいですよね。

『ちょっと理系な育児』ブログは、Sumireさんが、根拠のある信頼できる情報だけを載せているということで、安心して読むことができます。

Sumireさん自身が育児で悩んだことは?

二人のお子さんがいらっしゃるとのことですが、ご自身の育児をする際に一番悩んだことはなんですか?また、理系育児を意識したことでよかったことはありましたか?

Sumireさん
「多くのママたちがそうかもしれませんが、一人目の時は知識も経験もなかったので、ありとあらゆることが不安でした。

その中でも、子どもが一晩通して寝てくれないことに、一番ストレスを感じていたように思います。

『ちょっと理系な育児』を運営していく中で、赤ちゃんの成長パターンは人それぞれ、母乳育児のパターンも人それぞれ、ということを心の底から理解し、受け入れることができたのが、一番よかったなぁと思います。

寝ないことを含めて、漠然とした育児の不安がなくなりました。悩みはその時々でありますけどね。」


悩みながらも、子育て真っ最中なSumireさんに共感するママさんも、多いのではないでしょうか?

悩みの原因を自分で把握して受け入れることができれば、ストレスも軽減できそうです。

母乳はいつ頃まであげて大丈夫ですか?

『ちょっと理系な育児』の中で、今までで一番反響があった記事はどのような内容でしたか?また、どのような反応がありましたか?

Sumireさん
「『ちょっと理系な育児』の中で、Facebookなどでのシェアが多いのは、『母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由』という記事です。

周囲の家族や医療者から、1歳のころには断乳するように、と追い込まれがちなママたちにとって、【1歳を過ぎても母乳をあげることはおかしいことじゃないし、とてもメリットの大きなことだから自信を持って!】という内容が、新鮮で共感できるのかもしれません。」


確かに、1歳を過ぎると断乳を考え始めて、焦ってしまうママも多いのではないでしょうか?

漠然と焦りを感じる中、1歳を過ぎても母乳をあげることはおかしいことではないと思うと、なんだか安心できますね。

母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由

育児に「WHOガイドライン」を取り入れるメリットとは?

ブログでWHOのガイドラインをわかりやすく解説されていますが、WHOのガイドラインを理解することで、日本のママにとってどのようないいことがあるとお考えですか?

また、日本のママは、どのような基準を持って情報を得ていくといいとお考えですか?

Sumireさん
「実は、WHOのガイドラインは医療者向けの教科書だったのですが、それをブログでは、あえてママ向けに発信しています。

お母さんというのは、とても勉強熱心なので、一番情報を必要としてくれると思って。

日本の医療者は、学校で母乳育児に関する科学的な知識を学ぶシステムがないようなので、迷信にどっぷりつかったアドバイスをされることも多いですが、母親自身が正しい知識を身につけることで、迷信的アドバイスに惑わされにくくなるといいな、と願っています。

どれが良い情報か見分けるのは、難しいですよね。巷にはいろいろな情報があふれていますが、その真偽はわからないものばかりですし。

それでも、常に〈自分たち親子が心地よいかどうか〉という判断基準を持っているといいんじゃないかなと思います。

参考にしてみて、自分も子どもも心地よかったり、楽しかったりするのは良い情報でしょうし、不安を感じたり、親子のどちらかが大変だったりする情報はそっとスルーしてもいいかもしれませんね。」


子育ては十人十色、色々な形があるからこそ悩みが尽きないものです。しかし、周りの基準に合わせるのではなく、自分たち家族が心地いいかが一番ですよね。

家族がハッピーに過ごすためにも、情報に左右されるのではなく、ご自身が納得できる情報だけをキャッチしていきたいですね!

悩んだときは「今」に集中しすぎず、年単位で考えてみませんか?

今、小さなお子さんを育てているママさんに向けて、育児についてのアドバイスをお願い致します。

Sumireさん
「子どもが小さい時ほど、たった数ヶ月の違いも、とても大きく感じますよね。

今の悩みはいつまで続くのかとか、こうなるまでにあとどのくらいかかるのかとか、『今』に集中していると課題が山盛りで途方にくれることもあると思います。

時々、20年か30年単位で考えてみると、今の時期はほんの一瞬なので、多少のことは気にならなくなるんじゃないかなと思います!」


お子さんが小さい時は特に、つい小さなことが気になってしまうことも……。

しかし、Sumireさんのおっしゃるように、数十年単位で客観的に考えてみると、大したことではないかもしれません。

大らかに、視野を広く持って、ハッピーに過ごしていきたいですね。

今回、Sumireさんにインタビューをさせていただいて、改めてたくさんの情報の中で迷ったり、不安になってしまうママさんの現状と、自分の軸を持って情報をうまく取り入れていくことの大切さを感じました。

これから、Sumireさんによるママのお悩みQAも始まる予定です!お楽しみに♡

Sumireさんの運営する『ちょっと理系な育児』ブログはこちら!

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