おっぱいが張らないのは母乳の生産能力が低いから?

Baby&Kids / Life style

ちょっと理系な育児のsumireです。みなさんは産後、周囲の方たちから「おっぱい張ってる?」「母乳は出てる?」「私が産んだ時は、ピューピュー出てたよ。」などと言われたことはないでしょうか。

それに比べて張っている感じがないと、十分な母乳が出ていないのかと不安になってしまいますよね。

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Q.おっぱいが張らないので心配です……。

3ヶ月の息子のママです。

今のところ母乳で育てているのですが、先輩ママ友と話していた時に

「私が授乳していた時は、お風呂に入ると勝手に母乳が出てくるし、すぐにおっぱいが張って痛かったよー!」

と言われました。

私は、お風呂で母乳が出てくることもないですし、あまり胸が張ることもなく、どちらかと言えば常にふにゃふにゃです。

息子が満足できる量の母乳を作ることができていないのでは?と不安になってしまい、少し落ち込みました。

赤ちゃんに必要な母乳量は意外と「少ない」

先輩ママからの話とご自身の状況が違うと、心配になることもありますよね。でも、大丈夫です!

どんなにふにゃふにゃでも、必要なだけの母乳は溜まっているので、安心して赤ちゃんが欲しがるたびに授乳してください。

おっぱいはふにゃふにゃでも、母乳がピューピュー出てこなくても、実は赤ちゃんにとって十分な量の母乳を飲ませることができるのです。

おっぱいが張りやすい人、張らなくなる人がいるのはどうして?

では、いつも張っている人や、産後は張っていたけれど、そのうち張らなくなった人のおっぱいでは、何が起こっているのでしょうか?

実は産後は、母乳を作る細胞の数が一番多い時期。人によっては張りやすかったり、乳腺炎になりやすかったりします。

そのうち、毎日除去される母乳量を体が学習して、余分な細胞を消していきます。

すると、需要と供給が釣り合うようになり、母乳が余ることが少なくなって、張らなくなるのです。

つまり、常におっぱいが張っているのは母乳が余っているサイン(=母乳過多)となります。

「胸が張っているかどうかで、赤ちゃんに必要な母乳を作る能力があるかどうかは判断できない。」ということが、ご理解いただけたでしょうか。

授乳直後でさえも、おっぱいが完全に空になることは、ほとんどありません。何度でも安心して授乳していいんですね。

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