知っておきたい冷えと血行について①冷える原因は寒さ以外にもあるの?
体には、重要な臓器が集まる体の中心部を、一定の温度に保とうとする働きがあります。
外気温が低いときは、体温を維持するために自律神経が働き、血管を収縮して手足にまわる血流を減少させ、血液を体の中心に集めます。
そのため、中心温度は下がりませんが、手先や足先などの末端まで血液が行き渡らず、体感として冷えを感じるのです。
そのほか、ストレスや不規則な生活により自律神経が乱れたときや、貧血や低血圧など血液の状態が悪いとき、さらに女性ホルモンが乱れたときなどに、冷えが生じます。
知っておきたい冷えと血行について②冷えると起こる体の不調は?
冷えは、血流の滞りなどによって感じます。血流が滞ると、体の末端の老廃物をスムーズに処理することができず、様々な不調が現れます。
まず、肩こりなど体の痛み。筋肉の中に老廃物がたまり、肩こりが現れるのです。この状態が続くと筋肉が硬くなり、血管が圧迫され、さらに血流が悪化し、痛みを助長します。
さらに、血流が滞ることで骨盤内がうっ血し、月経痛もひどくなります。
また、冷えは肌トラブルの原因にもなります。血流が悪くなることで、肌のターンオーバーに影響を及ぼし、肌荒れが起こります。老廃物がたまると、吹き出物もできやすくなってしまうのです。
知っておきたい冷えと血行について③血液の状態も冷えに関係します!
血液の流れが悪いドロドロ血液は、体の末端の毛細血管まで血液が届きにくく、体の隅々まで酸素や栄養を運んだり、老廃物を回収したりすることができません。
血液の質は、食生活の影響を強く受けます。
化学調味料や食品添加物(カップラーメンやコンビニ弁当など)、塩分や糖分、脂肪、コレステロール、ファストフードやジャンクフード、清涼飲料などの甘い飲み物の摂りすぎには、注意しましょう。
親が冷えを感じている場合、同じような食生活をしている子どもも冷えやすい体になっているケースがありますので、家族の食生活にも気を配りましょう。
知っておきたい冷えと血行について④血行が悪いときは老けて見えます!
血行が悪いと、肌の細胞に栄養が行き届かず、肌のターンオーバーが乱れます。
通常は28日周期で新しい肌に生まれ変わりますが、代謝が乱れると、肌の色がくすむ、肌が乾燥する、シミやシワ、吹き出物ができるなどの肌トラブルを招き、老化を早めます。
また、血行不良から目の下にクマができ、不健康な印象も与えてしまいます。さらには、頭皮や髪にも影響をもたらし、薄毛や白髪の原因にもなります。
いかがでしたか?冷えは、体に様々な不調をもたらします。
老けて見えてしまうなんて…嫌ですね。
日頃の生活習慣を見直して、健康なカラダづくりに努めましょう♪
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