ニキビの芯は取っても良いor悪い?「正しいケア方法」とは

Beauty

大人になっても、突然、ポツンと出てくるニキビには悩まされますね。

よく「ニキビは潰しちゃダメ」と言いますが、実は、ニキビの芯を取ってしまった方が良いケースもあるのです。

どのタイミングで、どのような方法で処置すれば良いのでしょうか?正しいニキビのケア方法についてご紹介します。

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奥島 美帆
奥島 美帆
2016.06.15

ニキビの芯を取っても良いタイミングとは?

ニキビは、段階によって種類があり、「白ニキビ」→「黒ニキビ」→「赤ニキビ」→「黄ニキビ」と進行していきます。

①白ニキビ→毛穴に皮脂が詰まって、ポツリと盛り上がったような状態

②黒ニキビ→毛穴に溜まった皮脂が酸化して、黒く見える状態

③赤ニキビ→炎症を起こして、赤く腫れあがった状態

④黄ニキビ→炎症が悪化して化膿し、膿がたまった状態

この中でニキビの芯を取っても良いのは、白ニキビと黒ニキビの段階まで。

炎症を起こす前に正しい方法で芯を取ると、治りが早くなり、ニキビ跡にもなりにくいと言われています。

逆に、炎症を起こした赤ニキビ以降でニキビを潰すのは、絶対にやめましょう。

痛みを伴うだけでなく、炎症がさらにひどくなって、ニキビ跡や色素沈着の原因となってしまうこともあります。

自己流のニキビ潰しはNG!

黒ニキビまではニキビの芯を取る方が良い……とは言っても、指や爪の先で無理に押し出すのはいけません。

無理にニキビを潰すと、皮膚の周りの細胞を傷つけてしまいます。

指や爪の先には、目に見えない雑菌がいっぱいなので、傷ついた細胞に雑菌が入り込んで炎症を起こし、ニキビを余計に悪化させてしまうことが多いのです。

鏡でニキビを見つけると、つい爪でぎゅっと押したくなりますが、そこはグッとこらえて、下記の正しい方法で処置しましょうね。

正しいニキビの芯の取り方

ニキビの芯を取りたい場合は、本来ならば皮膚科で処置してもらうのが一番です。

しかし、どうしても自分で取りたいという時は「コメドプッシャー(面ぽう圧子)」という専用の器具を使用しましょう。

ニキビの芯を取り出す手順は、以下の通りです。

①洗顔をして、肌を綺麗にする

②清潔なタオルで拭き、肌が完全に乾くのを待つ

③消毒したコメドプッシャーの穴の部分をニキビに重なるように押し当て、軽く押す

④芯が出てきたら、コメドプッシャーで押さえたまま、消毒したピンセットで抜き取る

⑤抜いた後の毛穴には、ニキビ用の軟膏を塗っておく

コメドプッシャーで押しても芯が出てこない時は、無理に続けないようにしましょう。

つい深追いしてしまいがちですが、強く押し続けると逆にニキビを悪化させてしまいますので、素直に諦めましょう。

もう一度チャレンジしたい時は、翌日以降に試してみて下さい。

気になるニキビは、できるだけ早く処置して治したいものです。

でも、自分で正しい処置ができるか不安な時や、ニキビが悪化してしまった時には、専門の皮膚科で治療を受けて下さいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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奥島 美帆

『美は、心・技・体。』を掲げる美容研究家。

早稲田大学大学院卒。
運動生理学・臨床心理学を専門とし、メーカーにて疲労とストレスの研究に10年従事していました。その後、教育業界に転職、独立。
その経験を生かし、人間をトータルとして見た時に「健やかで美しく」あることを大切に考え、美容情報を収集・発信中。

体育教員免許を持ち、スキーでは国体出場経験ありの体育会系です。
二人の娘を持つシングルマザーでもあります。

ブログはこちら→ http://rin.vivid.velvet.jp/