ニキビの芯を取っても良いタイミングとは?
ニキビは、段階によって種類があり、「白ニキビ」→「黒ニキビ」→「赤ニキビ」→「黄ニキビ」と進行していきます。
①白ニキビ→毛穴に皮脂が詰まって、ポツリと盛り上がったような状態
②黒ニキビ→毛穴に溜まった皮脂が酸化して、黒く見える状態
③赤ニキビ→炎症を起こして、赤く腫れあがった状態
④黄ニキビ→炎症が悪化して化膿し、膿がたまった状態
この中でニキビの芯を取っても良いのは、白ニキビと黒ニキビの段階まで。
炎症を起こす前に正しい方法で芯を取ると、治りが早くなり、ニキビ跡にもなりにくいと言われています。
逆に、炎症を起こした赤ニキビ以降でニキビを潰すのは、絶対にやめましょう。
痛みを伴うだけでなく、炎症がさらにひどくなって、ニキビ跡や色素沈着の原因となってしまうこともあります。
自己流のニキビ潰しはNG!
黒ニキビまではニキビの芯を取る方が良い……とは言っても、指や爪の先で無理に押し出すのはいけません。
無理にニキビを潰すと、皮膚の周りの細胞を傷つけてしまいます。
指や爪の先には、目に見えない雑菌がいっぱいなので、傷ついた細胞に雑菌が入り込んで炎症を起こし、ニキビを余計に悪化させてしまうことが多いのです。
鏡でニキビを見つけると、つい爪でぎゅっと押したくなりますが、そこはグッとこらえて、下記の正しい方法で処置しましょうね。
正しいニキビの芯の取り方
ニキビの芯を取りたい場合は、本来ならば皮膚科で処置してもらうのが一番です。
しかし、どうしても自分で取りたいという時は「コメドプッシャー(面ぽう圧子)」という専用の器具を使用しましょう。
ニキビの芯を取り出す手順は、以下の通りです。
①洗顔をして、肌を綺麗にする
②清潔なタオルで拭き、肌が完全に乾くのを待つ
③消毒したコメドプッシャーの穴の部分をニキビに重なるように押し当て、軽く押す
④芯が出てきたら、コメドプッシャーで押さえたまま、消毒したピンセットで抜き取る
⑤抜いた後の毛穴には、ニキビ用の軟膏を塗っておく
コメドプッシャーで押しても芯が出てこない時は、無理に続けないようにしましょう。
つい深追いしてしまいがちですが、強く押し続けると逆にニキビを悪化させてしまいますので、素直に諦めましょう。
もう一度チャレンジしたい時は、翌日以降に試してみて下さい。
気になるニキビは、できるだけ早く処置して治したいものです。
でも、自分で正しい処置ができるか不安な時や、ニキビが悪化してしまった時には、専門の皮膚科で治療を受けて下さいね。
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