子どもは環境の変化に弱い……
一つ大きい組に成長した子どもは、「大きくなったんだ!」と自信に溢れていますよね♪
一方で、4月を迎えると先生や教室が変わり、いつもと違った環境に不安が強く表れる子どももたくさんいます。
「3月まではあんなにまとまっていたのに、4月になったら問題が続出……」という話もよくあり、4月は先生たちにとっては忙しい季節になるほど。
今までできていたことができなくなったり、保育園に行きたがらなくなったりする子もでてきます。
しかし、これは必ず元通りになるので、親としてはあまり心配せずに、楽しく接してあげたいですね。
進級を前に"否定的な言葉"は絶対にNG!
進級を前に言いがちなのが、
「もうすぐ年長さんなんだから」
「そんなんじゃ、幼稚園に入れなくなるよ!」
といった不安を煽る言葉です。
進級するのだからと、色々できるようにさせたい気持ちは分かりますが、今更焦っても仕方ありません。
さらに、「○○ちゃんはできるのに……」などとお友達と比較するような否定的な言葉もNG!
プレッシャーから、気持ちが不安定になってしまいます。
ママにとって、特に焦ってしまうのが「トイレトレーニング」。これも、焦って練習したところで、急にできるわけでもありません。
早く終る子もいれば、時間がかかる子もいて、個人差があるのは当たり前。必ずできる日は来るので、園に協力してもらって、子どものペースに合わせて進めていきましょう。
気持ちが焦りがちな新学期は特に、ゆったりと、大らかに接してあげたいですね。
入園・進級前の子どもへの言葉がけ①「お友だちがいっぱいできるね」
それでは具体的に、入園・進級前には、どんな言葉をかけてあげるとよいのでしょうか?
ポイントは、進級は楽しい!ワクワクする!と伝えること。進級することのメリットを、具体的に伝えてみましょう。
例えば、
「お友だちがいっぱいできるね」
「お兄さん、お姉さんになるんだね」
などです。小さい子どもにとっては、「お兄さん」「お姉さん」は憧れの存在です。
そんな存在に自分もなれるのだから、嬉しいのではないでしょうか♪
入園・進級前の子どもへの言葉がけ②「幼稚園バッグかっこいいね!」
入園・進級準備で、「通園バッグ」や「上履き」など、新しい持ち物が増える時がチャンスです。
子どもが大好きなキャラクターや柄をチョイスしてあげると、使える楽しみができます。
さらにパパから、「幼稚園バッグかっこいいね!」などと持ち物を褒めてもらえると、テンションもアップしますよ♪
入園・進級前の子どもへの言葉がけ③「よくここまでがんばったね」
「なかなかボタンが上手に止めらない」「お着替えができない」と、まだ上手くできないことがあるでしょう。
確かに、結果は大事です。しかし、努力している姿を褒めてあげているでしょうか?
子どもを褒めるには、結果よりも、そこまでのプロセスを褒める方が大切だと言われています。
「よくがんばったね!」
「ここまでできたんだね!」
といった言葉がけで、子どもに「もう少しやってみよう」と頑張る気持ちが生まれてきます。
入園・進級前の子どもへの言葉がけ④子どもの目を見て話を聞く
子どもとゆっくり接したいけれど、仕事をしているとなかなか時間がとれないもの。
実は、親子のコミュニケーションは、時間よりも質が大切です。
子どもが、「今日○○ちゃんと遊んだんだよ」と話してくれた時を例に考えてみましょう。
楽しかったことをママやパパに伝えたい!と思っての言葉に、何かしながら相槌だけされるのは、寂しいですよね。
子どもの目をちゃんと見て、遮ることなく話を聞いてあげると、子どもも「もっと話したい!」という気持ちになるはず。
新学期を迎える子どもは、色々な事を感じています。嬉しい気持ち、不安な気持ちを何でも言える環境作りをしてあげたいですね♪
入園・進級を迎える新学期。子どもだけではなく、ママやパパも「ちゃんとできるかな」と不安になりがちです。
親の気持ちは子どもに伝わる……とも言いますので、なるべく楽しい環境作りを意識してあげたいですね♪
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