グリーンスムージーを飲む時の注意点・デメリット①体が冷えてしまう
グリーンスムージーは、野菜の酵素などを壊さないように、温めずに飲むのが基本。ジューススタンドなどでは氷と一緒に撹拌されて、非常に冷たい状態で出てきますよね。
でも、冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。特に体温が上がり始める朝に体温よりも低い飲み物をとると、一日の体温が上がりにくい状態を作ってしまうそう。
体温が上がらないと代謝も落ち、ダイエットのためにスムージーを飲んでいるのに、逆に燃焼しにくい体になってしまう可能性もあるんです!
このデメリットを防ぐには、スムージーを作る野菜や水を常温にするなど、冷やしすぎないことが大切。
また、一気に飲み干さず、ひと口ごとに噛むようにして飲みましょう。
口の中でグリーンスムージーが温められて、体が冷えすぎるのを防ぐことができますよ。
グリーンスムージーを飲む時の注意点・デメリット②流動食は吸収が悪くなる
多くの野菜や果物を簡単に摂取できるのがグリーンスムージーのメリットですが、それがちゃんと吸収されなくては、意味がありません。
スムージーはゴクゴクと飲める形状なので、咀嚼する必要がないのですが、実はそれが消化吸収を悪くしているんです!
咀嚼すると唾液が分泌され、唾液に含まれる消化酵素が、胃腸での消化をスムーズにしてくれます。逆に咀嚼が少ないと、せっかく摂った食べ物も、しっかり分解されなくなってしまうのです。
先ほど、温めて飲むために、噛むように飲むことをおすすめしましたが、しっかりと吸収させるためにも噛むことは大切です。
また、固形の食べ物を摂ると胃や腸は「ぜん動運動」を行って、食べ物を移動させながら消化吸収を行うのですが、スムージーのような流動食は、ぜん動運動があまり行われません。
時には胃腸を休めることも大事ですが、いつも流動食ばかりだと胃腸の本来の機能自体が弱ってしまう可能性があります。
体に良いからと、毎日スムージーだけを食事代わりにするのはNG。何事も「適度」が大事ですね。
グリーンスムージーを飲む時の注意点・デメリット③アレルギーを誘発する
毎朝グリーンスムージーを作っていると、どうしても同じレシピに偏りがちですよね。実は、これも危険!
同じ食材を継続して摂取し続けていると、「遅延型フードアレルギー」を引き起こす可能性が高くなるとも言われています。
遅延型フードアレルギーとは、食べてすぐに症状が出る即効型アレルギーとは異なるもので、食べた後の数時間から数週間後に症状が現れます。このアレルギーを引き起こす抗体は、同じ食べ物を頻繁にとることで作られてしまうそうです。
アレルギーを起こしやすい食材は、牛乳、ヨーグルト、バナナ、メロン、パイナップル、すいか、柿など…。スムージーに使われやすい食材が多いので、注意が必要です。
スムージーを作る際には、できるだけ様々なレシピを取り入れて、一つの食材が毎日続くことがないようにしましょう。
グリーンスムージーを飲む時の注意点・デメリット④悪い食材の組み合わせ
いろんな物がたくさん入っていた方が良いとばかりに、あれもこれもスムージーに入れてしまっていませんか?食材の組み合わせによっては、効果をダウンさせてしまうものもあるんです。
例えば、キュウリやニンジンに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素は、ビタミンCを破壊する働きがあります。ビタミンCの摂取を考えたスムージーを作りたい場合は、避けた方が良い食材です。
しかし、アスコルビナーゼは酸に弱い性質があるため、レモンや酢などを加えるとその働きを抑えることができます。
他に注意したいのは、「でんぷん質を含む野菜」と「糖分の多い果物」の組み合わせ。糖はでんぷん質と一緒に摂取すると消化しにくくなり、腸内で発酵してガスを発生させやすくなります。
でんぷん質を多く含む食材は、イモ類、にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、ズッキーニ、キャベツ、かぼちゃ、オクラなど。これらを使う場合は、組み合わせに注意してくださいね。
デメリットや注意点を挙げましたが、もちろんグリーンスムージーにはたくさんのメリットがあります。
欠点も知った上で、ご自分の食生活に上手く取り入れて、さらなるキレイを目指しましょう♪
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