「フィンテック」ってなに?
フィンテックとは、“Finance(金融)”と、“Technology(技術)”を掛け合わせてつくられた言葉で、2008年のリーマンショック後に、アメリカで発展していきました。
スマホやパソコンを使って、決済、送金、資産運用などの金融サービスを便利に利用できる、新しいサービスです。
例えば、インターネットバンキングでの銀行振り込みや、スマホをかざすだけで支払いができるおサイフケータイなどは、馴染みがあるのではないでしょうか。
日本でフィンテックという言葉が聞かれるようになったのは、2014年頃から。まだ、たったの3年しか経っていないのに、著しく発展しています。
私たちの身近なところでも、すでにたくさん活用されているお金のサービス、フィンテックの一部をさっそく見ていきましょう。
フィンテックの活用例① 節約のポイントが一目でわかる「家計簿アプリ」
スマホでお金を管理できる「家計簿アプリ」も、フィンテックの一つ。
アプリをダウンロードし、レシートを見ながら簡単な入力をしていけば、1か月の集計を自動でしてくれます。
また、スマホでレシートを撮影すると、読み取ってくれるものもありますよ。
費目別にグラフで表示できるアプリが多く、一目で家計の内訳を把握することができます。
きっちり家計管理はしていきたいけれど、忙しくてなかなか家計簿がつけられないという方におすすめです。
「らくな家計簿」や「かけ~ぼ」といったアプリのようにお手軽に始められるものは、おこづかいの管理にも適しています。
また、「マネーフォワード」や「Zaim」のように、銀行やクレジットカードを連携させてきっちり家計の管理ができるものは、家計簿上級者にピッタリ!
いろいろ使ってみて、ご自分に合ったものを選ぶといいですね。
フィンテックの活用例② 「ロボアドバイザー」を使って投資に挑戦!
インターネットで、自分の年齢や投資に対する知識のレベルなどの質問に答えていくと、AI(人工知能)が、自分に合った運用アドバイスや実際の運用をしてくれます。
投資に興味があるけれど、たくさんある株や債券などの商品の中から、何を選べばよいかわからない……という、お金の情報に疎い方にとって、強い味方となりそうです。
運用のプランを無料で診断できるものもありますので、参考にしてみてくださいね。
フィンテックの活用例③ 「仮想通貨」でお金の常識が変わる?
これまで“お金”といえば、その国独自の、実体のある通貨が常識でしたが、すでにインターネットを利用した実体のない世界共通のお金を、当たり前に使う時代がやってきています。
日本における通常の通貨は、中央銀行(日本銀行)が管理していますが、仮想通貨は、ブロックチェーンという技術を使って、ネット上で参加者によって管理されています。
仮想通貨を使うためには、インターネットで仮想通貨の取引所に登録し、仮想通貨を購入してスマホのお財布アプリ(ウォレット)で保管します。
目の前にいる相手や遠くにいる相手へ、国内や海外を問わず、数秒で送金や支払いが可能です。しかも、手数料は数円しか掛かりません。
「ビットコイン」のように世界中で使われている仮想通貨であれば、海外旅行時に渡航先の対応店舗で利用できるので便利です。
いかがでしたか?
日本国内でも、どんどん活用の場の広がりを見せている「フィンテック」。
お金と楽しく関わっていける未来にワクワクしますね。
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