フランス人の後悔しない年齢の重ね方① 自分の人生の選択は自分で判断しよう
好きなことだけをして生きるなんて、もちろん理想的。それができたら、苦労なんてしない。
独身の時はいいけれど、ママになってからそんな風に生きるのは無理……。
そう思っていませんか?
著書内のドラ・トーザンさんの言葉には、そんな私たちの気持ちをハッとさせてくれるパワーがあります。
例えば、チャプター1の「自分への責任」という項目。
──何でもかんでも好きなことだけをすることと、自分のためだけに生きることは違います。
という文章。
これはママ向けに置き換えれば、ママだけど自由に好きなことをするというのは、何も子育てを放棄して遊び歩いたり、自分のことばかりを優先することでは決してない、ということ。
子育てや自分の人生に責任を持ちながら、子供や家庭のせいで自分が本当に人生でやりたいことをあきらめない、という強い信念を持つということです。
自分の人生の判断を、親や夫など人任せにせずに、自分で決めること。
好きなことだけで生きて行く、大きな一歩に踏み出す背中を押してくれるような、素敵な文章ですよね。
フランス人の後悔しない年齢の重ね方② SNSに頼りすぎず、自分の目で世界を見て
SNS疲れのママ、多いのではないでしょうか。
スマートフォンの普及によって、SNSはあまりにも私たちの生活に入り込み、一般人でも、不特定多数の人からの評価を気にかける時代になりました。
ドラさんは、チャプター2の「そんなに友だちの数を増やしたい?」で、こう問いかけています。
──バーチャルの世界に執着すると、今ここにいる自分を見失いがちです。
──目の前にいる人を大切にしなくてどうするの?目の前にいる人は不快な思いをしてないの?
ついチェックしてしまうSNS。私も中毒気味です。
ただ、目の前の小さな娘との時間を大切にすることが何より大事だと気がついてからは、娘がいる時はSNSを自粛するよう、目下努力中。
日常生活にバランス良く組み込んでいけたら良いですよね。
フランス人の後悔しない年齢の重ね方③ファッションの遊び心は「自分らしさ」
またドラさんは、チャプター4の「ファッションの遊び心は自分らしさ」という項目で、こんな風に書かれています。
──お金をかけずにファッションを楽しむのがフランス流。
──安くて、個性的。そして楽しいことが一番です!
パリジェンヌは、アクセサリーが大好きなんだとか。
シンプルベーシックなファッションにプラスするアクセサリーは、自分らしさを演出するのが目的なので、値段やブランドにはこだわらないのだそう。
人のアクセサリー使いもよく見ていて、「いいな」と思ったら褒め合うことも。
以前、インタビューさせて頂いた時に私がしていたパールがアクセントとなったブレスレットを、褒めてくださったことがありました。
「GUのものです」と伝えると、「GUに見えないわ、パリジェンヌみたいね」と言ってくださいました。
日本で暮らしていると、ついブランド物が欲しくなりますし、安物ばかり着ているのも何となく嫌ですよね。
でも、個性を大事にしたり、ハイブランドやプチプラ品を上手にミックスしたり、シンプルベーシックを意識したり……。
フランス流のおしゃれのエッセンスもバランス良く取り入れることで、素敵に歳を重ねることができそうです。
いかがでしたか?
日本の価値観だけではなく、世界の女性の価値観を上手にバランス良く取り入れることで、後悔しないよう年齢を重ねていければいいですよね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。