老後のお金…いくら準備が必要?4ステップで考えるマネープラン

Baby&Kids / Life style

誰にでも必ずやってくる「老後」。

ところが、日本FP協会によると、10人中8人の方が老後の生活に不安を感じているのが現状なのだとか!(2016年「老後とおかねに関する調査」より)

そんな不安を解消するために、4つのステップで老後のお金についてチェックしておきましょう!

― 広告 ―

老後に必要なお金の準備ステップ1:どれくらい必要?

「どんな老後を送りたいですか?」そう聞かれて思い描く老後は、人それぞれ異なります。

つまり、老後に必要なお金も人によって違うということです。

現在、60歳以上方の1か月の生活費の平均は、次のとおりです。この金額を目安に、自分は何歳まで生きるかを想像しながら、老後の生活費を試算しましょう。

老後の生活費の総額は

《1か月の生活費×12か月×(自分の想像する寿命−60歳)》

で試算できます。

夫婦の場合:
60歳~69歳 ……約28万円(持家率91%)
70歳~   ……約23万円(持家率93%)

女性シングルの場合:
60歳~   ……約19万円(持家率83%)

(出典:平成27年 総務省統計局家計調査報告)

今のあなたの生活費と比較し、平均より多くなりそうな方、少なくなりそうな方は調整してください。

老後に賃貸での生活を考えている方は、さらに家賃をプラスして考えてみてください。

その他、家のリフォーム代や介護費用、旅行費用等、予測されるものをプラスしたものが、あなたの老後にかかるお金となります。

老後に必要なお金の準備ステップ2:年金はいくらもらえる?

老後に必要なお金を考える上で欠かせないのが、「年金」です。

日本年金機構のホームページ「ねんきんネット」に登録すると、60歳まで年金に加入した場合に受け取れる年金の見込額を試算することができます。

《年金見込額×(自分の想像する寿命−60歳)》

を計算して、年金を生涯でいくら受け取ることができるのか、試算しましょう。

また夫婦の場合は、夫婦で合わせた年金額を計算します。

ねんきんネット/日本年金機構

老後に必要なお金の準備ステップ3:老後までにいくら貯めないといけない?

ステップ2で算出した「もらえる年金」に、退職金や、現在老後のために準備している資金があればプラスしましょう。

そして、ステップ1で求めた「老後に必要なお金」と比較してみてください。

「もらえる年金」と退職金等の収入を足したものが「老後に必要なお金」より多ければ、十分に老後のお金が準備できているので、今のところ大丈夫です。

しかし、「もらえる年金」と退職金等の収入を足したものが「老後に必要なお金」より少なければ、その差額が、あなたが老後までに貯めなければならない金額となります。

老後までに貯めなければならない金額を60歳になるまでの月数で割ると、60歳までの毎月の積立額がわかります。

毎月の積立額があまりにも多くて、現在の収入からやり繰りできない場合は、ステップ1に戻って老後の生活費とその他の費用を見直しましょう。

老後に必要なお金の準備ステップ4:今すぐ行動に移す!

老後までに必要な毎月の積立額がわかったら、すぐに貯める行動を起こしましょう。

たとえば今30歳で、60歳までに貯めなければならない金額が1,000万円だとすると、30年間の毎月の積立額は約2万8千円。

しかし、ここで「老後はまだ先だから」という理由でのんびりし、10年後の40歳から積立を始めると、20年間での毎月の積立額は約4万2千円となり、負担が大きくなります。

子どもの教育費も準備しなければならないのに、自分の老後の貯蓄にまでお金が回らなくなってしまいます。

積立を始める時期が早いほど貯蓄期間は長くなり、毎月の積立に対する負担は少なくなりますよ。

いかがでしたか?

なかなか向き合うのが難しい老後のお金について、参考にしながら少しずつ準備してみてください。

あなたが思い描く老後を過ごすために、今できることから始めましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―