「ギャングエイジ」って?
ギャングエイジの特徴としては、大人からの縛りや干渉から離れ、友人とグループを作って遊ぶことが挙げられます。
親や先生のいうことを聞かなくなったり、周りに影響されて口が悪くなったりすることも……。リーダーや仲間と共に、秘密を作り始める時期でもあります。
この"ギャングエイジ"は、発達段階として大切なもの。
でも、大人がきちんと見守って正しい方向へ導かなければ、危ない方向にも進んでしまいがちです。
ギャングエイジと向き合うために、親としてどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?
「ギャングエイジ」と向き合うための考え方▶︎人間関係が広がる節目
仲間意識が芽生えることから、友達が増えていくきっかけにもなる"ギャングエイジ"。異性の友達との関わりも深くなっていきます。
さまざまな遊びを覚え、楽しい、嬉しい、悲しい、好き、嫌い……など、たくさんの感情と触れ合う良い機会になります。
その反面、一人で取り残される子も出てくる時期です。
ギャングエイジの時期にあまり仲間意識が芽生えていない、寂しそうにしている、友達がいなさそう……という場合は、イジメられて孤立化している可能性もあります。
家で遊ぶ様子を観察するなど、注意深く見守りましょう。
「ギャングエイジ」と向き合うための考え方▶︎成長する一歩手前
仲間意識が強いこの時期は、「自分は強いんだ」「何でもできるんだ」と強気に考える子どもが増えます。
これは、決して悪いことではありません。
強気の感情が芽生えている中で、失敗や挫折をすることもあるので、学ぶことはたくさんあります。
絶対的な自信が打ち砕かれて、挫折する経験を繰り返すことで、自分の能力に気づき、成長していくのです。
他人の心の痛みに気づき、優しさが芽生えることもあるでしょう。
「ギャングエイジ」と向き合うための考え方▶︎コミュニケーション
ギャングエイジ期は、仲間と行動しながら喧嘩やすれ違いを経験し、「自ら考え、行動する力」がつけていきます。
余程のことがない限り、親としては干渉しないように気をつけたいもの。
気にかけながら、温かく見守っていくスタンスでいれば、子ども自身の成長に繋がります。
扱いが難しく、親子で衝突することが多い時期だからこそ、気持ちを子どもに向けて、「対話すること」を重視していきましょう。
子どもがストレスを感じたときに「大丈夫、それで良いんだよ!」と言ってくれる家族がいれば、ギャングエイジ期を乗り越えられるはずです。
感情を言葉に表すのが苦手な子どもには、親の方から「どうしたの?」と声をかけてあげるのも良いですね♪
親の権力で子どもを支配下に置こうとすると逆効果になる「ギャングエイジ」。
子どもの“主体性”を大切にして、見守ってあげられるように心がけたいですね♡
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