「授乳回数が増えたかも?」不安にならなくても大丈夫な理由とは

Baby&Kids / Life style

ちょっと理系な育児のsumireです。

これまで、授乳の回数もかかる時間も赤ちゃん任せにした方がいい理由と、そうは言っても注意が必要なサインについてお話してきました。

今回は、今までより授乳回数が増えた場合の対処法についてをお届けします。

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Q.授乳回数って、増えても大丈夫ですか?

現在、5ヶ月の息子がいるママです。

息子が生まれたばかりの時は1〜2時間に1回授乳していたのですが、生後3ヶ月になる頃には、3〜4時間空くことが多くなりました。

しかし最近、前の授乳から2時間くらいでおっぱいを欲しがるようになってしまいました。

そろそろ離乳食を始めようとしていますし、授乳回数は徐々に減らしていった方がいいのかな?と思うのですが、息子が欲しがるままにあげてしまっていいのでしょうか?

月齢が進むと授乳回数は減るもの?

「赤ちゃんの月齢が進むにつれて授乳回数は減る」と信じられていますし、そう言われたことのあるママも多いのではないでしょうか。

でも実際には、そんなことはありません。

新生児期にとても頻繁に飲んでいた赤ちゃんが、その後、少し回数が減ることはあります。一方で、成長すると、以前より授乳回数が増えることもよくあるのです。

授乳回数は月齢に関係なく増えたり減ったりする!

授乳回数が増えたり減ったりする理由として一番多いのは、「赤ちゃんの成長スピードは一定ではない」ことがあります。

特に、生後数ヶ月の間は"成長加速現象"といって、急速に成長する時期が何度も訪れます。

その時期は、赤ちゃんが今までよりもよく泣くようになったり、授乳回数が増えたりします。そのまま赤ちゃんの要求に応じて授乳していれば、母乳の生産量は数日で追いついてきます。

また、赤ちゃんが病気になると授乳回数が増えることも多いです。大人は気づかなくても、実は感染症と戦っていて、より多くの母乳を必要としている場合もあります。

授乳回数は、月齢に関係なく、増えたり減ったりするのが自然なことなのです。

授乳回数が増えたからと不安にならずに、赤ちゃんの要求に応じて授乳していれば、より健康に成長できる確率が高くなりますよ。

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sumire

理系出身の研究者で二児の母。2013年から始めたブログ「ちょっと理系な育児」で、WHOに許可を得て離乳食と母乳育児に関するガイドラインを翻訳公開。誰もが経験する育児の悩みを解決できるような、トップレベルの研究者たちによる答えを日々探しています。
現在、第二子の出産・育児に奮闘中。

【メディア実績・著書】
「ちょっと理系な育児」ブログの書籍化決定。2016年5月頃発売予定。
その他ママ向けサイトでのコラム連載。

・HP http://rikei-ikuji.com/

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