PTAでのコミュニケーション▶︎まずは同じ役員同士の自己開示をしよう!
PTA役員は通常、ある役員に対して各学年・各クラスに1〜2名ずつ選出されます。
例えば、ベルマーク委員が各クラスで1名、そしてその役員をまとめる委員長・副委員長が各1名ずつ、といった感じです。
そのため、クラスも学年も違い、普段会うこともない保護者と年に何回かの活動で顔を合わせるだけでは、関係を築くことはなかなか難しいでしょう。
まずは、同じ役員同士で「自己開示」をすることが大切です。
ここでいう「自己開示」は、
・自分の置かれている生活環境(仕事をしている、未就学児の子育て中、身内の介護など)
・PTA活動において、自分はどんなところで動けるのか、逆にどんなところで助けて欲しいのか
などを最初に説明することです。
1年間、お互いにカバーしながら助け合い、自分が得意なことは積極的に行動していくことで、ワーキングマザー、専業ママの垣根を越えて、協力して活動できるようになります。
「〜だからできない。」でなはく、どうしたらできるのか。同じ役員同士で、カバーし合えることはないか。
その視点で考えていくと、自分にできることが少しずつ見えてくるはずです。
PTA活動での嬉しいメリット:学校との距離がぐっと近くなる
運動会や授業参観などの行事以外で、親が学校へ入る機会はなかなかありません。
PTA活動をすることで、他の保護者が参加できない子どもの行事のサポートに入ったり、各委員の担当の先生とコミュニケーションをとることができます。
授業参観での多くの保護者に囲まれた授業では、本来の子どもの姿は見えづらいです。
行事のサポートに入ることで、普段の学校生活に近い本来の子どもたちの過ごし方、お友達との接し方や関係が見えてきます。
また、各委員の担当の先生とコミュニケーションをとる機会が増えれば、先生方がどのような想いで子ども達と向き合っているかを知ることができます。
学校に相談したいけれど迷っていることなども、相談しやすくなるでしょう。
実は、役員の活動以外に、こうした「子どもが学校生活を楽しく過ごす」ために私たち親が感じること、できることの幅がグンと増えていくのが、PTA活動なのです。
実際にPTA役員を経験してみると、メリットもあれば、もちろん大変なこともあると思います。
貴重な時間を使って活動をするなら、保護者同士が「できること」「助けて欲しいこと」を最初の段階で話し合い、何よりもママ自身にとって有意義な活動にしたいですね。
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