「美味しい野菜を日常的に食べたい!」そう願うママは多いはず。
毎日スーパーに並ぶ色とりどりのお野菜達。
春なら新玉ねぎ、夏ならナスやとうもろこしなど、“旬”がわかりやすい季節ものもあれば、通年手に入るお野菜もありますよね。特に1年中買えるお野菜は、新鮮で美味しいものの見分け方がわからない……!とお悩みのママも多いのではないでしょうか。
今回は、4yuuu!読者のママのために「美味しいお野菜の見分け方」と「保存方法」を農家さんが伝授!
きゅうりやにんじんなど、なかなか見た目で美味しさが判断できないようなお野菜を中心に、選び方・見分け方を教えてくださいました♪
野菜を知り尽くす4人の農家さん……!
今回、美味しい野菜の見分け方や正しい保存方法を教えてくださるのは、野菜のプロ集団4名!
人、地球に優しいオーガニックな農法で育ったこだわりの野菜を届ける宅配サービス・VEGERY(ベジリー)に、野菜を卸す農家さんたちです。
松本さん「きゅうり・ピーマンのことなら任せてください!」
福重さん「キャベツ・トマト・ほうれん草について語ります。」
重永さん「野菜ではなくキノコ類ですが、エリンギについて詳しく解説します!」
北野さん「美味しいじゃがいも・にんじんの見分け方を伝授します。」
それでは早速、ご覧あれ!
美味しい野菜の見分け方【きゅうり編】
きゅうりの旬は5月〜9月。素材そのままが美味しい野菜なので、過熱料理には不向き。サラダや酢漬けにして食べましょう!
やっぱり新鮮なものの方がみずみずしく、香りもあって美味しいキュウリです!以下のポイントで見分けてください。
・とげとげがしっかりある
新鮮なものは突起(とげとげ)がしっかりしています。それが、人の手にあまり触れられておらず新鮮な証拠です。
・張りがある
古いものは弾力がないので、しなしなになります。張りがあって固めなきゅうりが◎
・白い粉がついていてもOK!
きゅうりはもともと、「ブルーム」という白い粉のようなものが実の周りにつく野菜。「ブルーム」とはブドウやブルーベリーでもよく見られる、実が乾燥から自分の身を守るために自ら出す自然な成分です。
けれど、この白い粉が「農薬や病気のように見える」と多くの人から嫌がる声が上がったことから、品種改良が進み、ブルームの無い「ブルームレスキュウリ」という品種が作られたんです。そして今ではほとんどがその品種となっています。大変少ないですが、元々のきゅうりを残そうとブルームの出るきゅうりを作っている農家さんもいます。きゅうり本来の香りと味わいがするのは、白いブルームがついているきゅうり!見かけたら是非お試しください。
☆きゅうりの正しい保存方法☆
冷やしすぎはあまりよくない野菜です。低温と過度の水分があると傷みます。
夏季:出来れば冷蔵庫の野菜室に袋やラップで包み、縦に入れて保管。
冬季:日の当たらない涼しい場所であれば、冷蔵庫でなくてもOK!その際も同じように袋やラップに入れ縦で保管します。
どちらも4〜5日程度でお召し上がりください♪
美味しい野菜の見分け方【キャベツ編】
キャベツは温度の低い時期が旬で、2月〜5月がメイン。大きく分けると、冬キャベツと春キャベツに分けられます。部分によって使い分けるのもおすすめ!外側はロールキャベツや炒め物に。中心部分は噛むほどに甘さを感じるので、細かくカットしてサラダに♪
春キャベツは特に甘いので生で食べるのがおすすめです!
それぞれ見分けるポイントが少し違うので詳しく見ていきましょう!
【冬キャベツ】
・切り口が小さい
芯の部分が一番水分を含んでおり、芯が膨らんでいると劣化している場合もあるので、できるだけ小さく締まっているものが良い。
・ずっしりと重みがある
冬キャベツは寒さに当たるほど甘くなり、きつく巻いていきます。重みがあるものは葉の巻きが多く、糖度も増すのです。
【春キャベツ】
・切り口が小さい
芯の部分が一番水分を含んでおり、芯が膨らんでいると劣化している場合もあるので、できるだけ小さく締まっているものが良い。(冬キャベツと同様)
・葉が柔らかく、掴んだ時に弾力があり柔らかい
春キャベツはもともと葉が厚く、甘みがあるのが特徴。冬キャベツと違って、しっかりと葉が巻くものではないので、葉の巻きが緩めでもOK!重みがありながらも柔らかいものが◎
☆キャベツの正しい保存方法☆
キャベツの芯は一番水分があり、痛みの原因になりやすい部分です。購入後はまず、包丁で真ん中の芯の部分をくりぬき、湿らせてキッチンペーパーを詰めて袋に入れておいておくと1週間ほどもちます。
また、カットして使うのではなく、外側の葉から向いて使っていくと美味しさを保ったまま楽しむことができます。冷蔵保管で5日程度なら鮮度も保てますよ!
美味しい野菜の見分け方【じゃがいも編】
じゃがいもの旬は、春・5月〜6月、秋冬・11月〜1月。じゃがいもは春と秋冬で二度収穫の時期が来ます。掘りたての新じゃがは水分が多くみずみずしく、貯蔵して寝かせてものは糖度が上がり旨味が増します。
じゃがいもは品種がとても多い野菜。品種によって、ほくほく系、しっとり系、ねっとり系など食感も変わってくるので、それぞれの品種にあった調理方法でお楽しみください♪
・張りがある
水分が飛びすぎると柔らかくなるのです。味もボケてくるので、張りのあるものを選んでください。
・芽が出ていない
芽がたくさん出ていると養分が取られてしまいます。また芽には毒素(ソラニン)があるので、食べないようにしてください!
☆じゃがいもの正しい保存方法☆
じゃがいもは、光に当たると芽が出てしまうので要注意!冷蔵保存ではなく風通しのよい冷暗所で保存するのが◎新聞紙などでくるんで保管してください。
また、冷凍保存もおすすめ!冷凍にする場合は蒸す、茹でるなど一度火を通した状態にして冷凍してください。適切な状態であれば1か月ほどは保管可能!(芽が出てくるので早めに食べるのがおすすめです。)
美味しい野菜の見分け方【トマト編】
トマトは夏野菜の代表格!旬は6月〜9月です。
今ではハウス栽培も盛んになり、年間通して美味しいトマトが流通しています。美味しいトマトを見分けるポイントはこちら!
・全体に色が真っ赤なもの
トマトは追熟する野菜。それに伴い綺麗な赤色になるのです!そのため、多くのトマトはまだ青い状態の時に収穫し、スーパーに並ぶときに赤色になるということを計算して収穫されています。完熟で赤いものは酸味も抜け、まろやかな味わい!赤くなってから食べましょう。
・”樹上完熟トマト”を選ぶ
追熟で赤くなったものよりも、やっぱり樹になったまま完熟して真っ赤になったトマトの 方が美味しいです。農家さんの産地の近くの産直市などでは、流通時間がないため樹の上で完熟した”樹上完熟トマト”があります。ぜひ産地に足を運んで食べてみてください!
・実に張りがあり、ヘタの緑が綺麗でピンとしている
時間のたったトマトはヘタが黄色になったり萎れたりしています。ヘタの色や張りで新鮮さを見極めることができます。
☆トマトの正しい保存方法☆
トマトがまだ緑色の場合は追熟が必要!
買ったトマトがまだ緑色の場合は常温で追熱を行いましょう。赤くなったら、ラップで包んで冷蔵庫に保管してください。(※最近は緑色の品種のトマトも出ているので、そういったものはそのまま食べられます!)
また、水気があると痛みの原因になるので、水気は拭いて保管しましょう。完熟のものは冷蔵庫2日程が美味しさのピーク♪
美味しい野菜の見分け方【にんじん編】
にんじんの旬は11月〜1月。 にんじんは寒さに当たるほど、甘く美味しくなるといわれています。寒さで自分の身が凍らないように「糖分」となる物質を作るからです。
寒い冬を超えれば超えるほどニンジンは甘くなります。美味しいにんじんの見極めポイントはこちら♪
・色が濃い
(品種にもよりますが)色が濃く、表面のきれいなものが◎
・下部がぷっくりと膨らんでいる
絵などでよく見るにんじんは下部がシュっとなっており、三角形のような形になっていますね。でも実は、下部がぷっくりと丸みをおびたにんじんの方が完熟しているんです!膨らんで「もうここまでの長さで、あとは養分をしっかり蓄えよう!」という状態になったにんじんは、甘みも強く、香りもいい美味しいです。
反対に、尖っているときは「まだ下に成長している!まだまだ大きくなるぞ!」という状態なので未成熟といえるでしょう。
☆にんじんの正しい保存方法☆
にんじんは湿気に敏感。水気が多いと腐れの原因になり、反対に少ないと萎れてしまいます。また、光に当たると芽が出てしまうのです。そこでぴったりなのが新聞紙を使った保管方法!
夏季:夏は新聞紙で包み、袋に入れて冷蔵庫で保管してください。
冬季:冬は気温が低いので、新聞紙にくるんで日の当たらない涼しい場所で保管してください。
葉付きの場合、そのままでは葉の部分に養分が行ってしまうので、早めに葉を切り落とすのがベスト!保存の目安は2週間程度です。
美味しい野菜の見分け方【エリンギ編】
野菜……?ではなくキノコ類ですが、エリンギもご紹介!エリンギの旬は1年中。日本の多くのエリンギは菌床栽培により、管理された環境の中で栽培てされています。
エリンギは他の野菜などと比べると品質が安定しています。美味しいエリンギを見分けるポイントはコチラ!
・梱包の袋に水滴がついていない
気温差がある場所で管理され時間が経つと、袋内に水滴が溜まってしまいます。その水分がエリンギにつくと劣化の原因に……。水滴のついていない新鮮なものを選んでください♪
・軸が白く、固い
白い軸の部分の食感が美味しいです。白く固いものは新鮮な証拠!
☆エリンギの正しい保存方法☆
美味しさの目安は購入後3日程度。早めにお召し上がりください!
冷蔵保管の場合:水分をふき取りラップなどで包んで保管してください。
冷凍保存の場合:お好みの大きさや使用予定の料理の大きさに予め切っておき、冷凍すると使いやすいですよ。
美味しい野菜の見分け方【ほうれん草編】
ほうれん草の旬は11月〜2月。旬は寒い時期ですが、標高が高く気温の低い地域などでは夏も作られるので、年間通して食べることができます。
栄養価も高く、様々な料理に使用することができるほうれん草。美味しいポイントはこちら!
・葉の色が綺麗で厚く、張りがある
養分不足のほうれん草は葉の色が悪くなったり、葉がうすいです。また、時間がたったものは萎れてくるので、新鮮なものを選びましょう。
・根元の赤色が濃い
ほうれん草も、寒さに耐えるほど甘く味が美味しくなります。寒さを超え、状態がいいと根本の赤色が鮮やかになるので、根本に注目です♪
☆ほうれん草の正しい保存方法☆
冷蔵の場合は、3日ほどでお召し上がりください!冷凍保存も◎
冷蔵保存の場合:水分が飛びすぎないように袋に入れ、冷蔵庫に縦に入れて保存してください。
冷蔵保存の場合:火が通り過ぎないよう固めに茹でて、水気を切ります。1回分で使用するサイズにカットして、ラップで包み冷凍すると使いやすいですよ。
美味しい野菜の見分け方【ピーマン編】
ピーマンの旬は6月〜9月。旬は夏ですが、ハウス栽培により年間通して美味しいピーマンが収穫されます。
収穫後、時間がたつと苦みが増し、中からの傷みも始まってしまいます。新鮮なピーマンはこう見分けてください!
・茎の切り口が茶色になっていない
切り口の部分で鮮度がわかります。時間が経つと茎の部分枯れ、萎れてきます。
・実に張りがあるもの
新鮮なものは張りがありますが、時間が経ったものは柔らかくなるのです。
☆ピーマンの正しい保存方法☆
冷蔵庫での保管の目安は3〜5日程度です。水気がついていると痛みの原因になるので、水気はしっかりふき取ってください。袋に入れて冷蔵庫に保管してください。
また、カットしたものを保管する場合は、種を取りラップで包んで保管するのがベスト!
【おまけ:ピーマンのおすすめ簡単料理】
①ピーマンを2mm幅くらいに縦にカット
②10秒ほどサッと茹でる
③水を切って冷やす
④温度が下がったら、塩昆布とあえる
それだけで絶品のおつまみになります♪
美味しい野菜でより幸せな食卓を……♡
いかがでしたか?
身近な食材だからこそ、美味しいものを見分ける力をつけられたら、毎日の食事がもっと楽しくなりそうですよね♪
今回取材にご協力いただいたVEGERY(ベジリー)は簡単なアプリ!九州で育ったこだわりの野菜を、全国各地へ届けてくれる新感覚のサービスです。
さらに、都内一部エリアなら最短1時間でお野菜が届くほど、従来の宅配サービスよりも早く配達してくれるのも大きな特徴!
「お仕事や家事でお買い物に行く時間がない」「時間が合わずなかなか宅配を受け取れない」「オーガニックで美味しい野菜を日常的に食べたい」そんな、忙しくても健康な食事を家族に食べてもらいたいと考えるママにとって、頼もしい存在になってくれそうですよね♡
また、アプリでの宅配サービスだけでなくVEGEO VEGECO(ベジオベジコ)という実店舗も東京に構えているそう。
VEGEO VEGECOでは、今回お話いただいた4名の農家さんのように、人と環境にやさしい農法で野菜をつくっている生産者の方と、直接に話をして仕入れを行っているのだとか。
新鮮なお野菜で毎日をもっとハッピーにしたいママは、要チェックです♪
◆VEGEO VEGECO
住所:〒113-0031 東京都文京区根津1-26-5
電話:03-3827-4831
営業時間:11時〜19時
定休日:月曜日
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