「還暦」とは?
60歳になったら還暦のお祝いをする、という認識はあっても、そもそも“還暦”の意味について知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、12の干支をさらに細かく十干十二支で分類すると、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」のいずれかが、生まれた年によって付きます。
例えば、1986年生まれの寅年は「丙寅」になり、同じ寅年でも、1998年生まれの寅年の方は「戊寅」となります。
この十二支と十干の組み合わせが、生まれた年と再び同じ組み合わせになるのが、生まれた年の60年後、つまり60歳の誕生日の年。
その年に、“暦がひと回りするまで長生きができた”ということで、還暦のお祝いをするようになりました。
現代では、60歳と言うとまだまだ若々しく、元気いっぱいの方が多いですが、昔は人生50年と言われていたほどなので、還暦を迎えた方は長生きとされていました。
「還暦」以外にもいろいろ!長寿のお祝いの種類って?
還暦の他にも、長寿のお祝いには、さまざまな種類があります。
・古希 70歳
・喜寿 77歳
・傘寿 80歳
・米寿 88歳
・卒寿 90歳
・白寿 99歳
・紀寿 100歳
たくさんある長寿のお祝いの中で、最も若い年齢でお祝いができるのが、還暦です。
還暦のお祝いには、物を贈るだけではなく、家族みんなで旅行へ出かけたりなど、お祝いの方法をたくさん検討できるチャンスですよ♡
還暦のお祝いの相場はどれぐらい?
還暦のお祝いの相場は、贈る相手が両親の場合は3万円前後が一般的なようです。
ただし、最も身近な家族への贈り物なので、結婚式のご祝儀のように絶対に3万円でなければいけない、といったように、金額に縛られることはありません。
まだ学生であれば、3万円よりも少なくてもいいでしょうし、逆に社会人生活も長くなってきて金銭的に余裕があれば、もっと奮発してもいいかもしれません。
ご両親への贈り物なら、金額よりも心が大切なのではないでしょうか♡
続いては、おすすめのお祝い方法をご紹介します。
おすすめの「還暦」お祝い方法①旅行
還暦のお祝いで最もおすすめなのは「旅行」です。
60歳のお祝いなので、まだ元気でどこへでも出かけることができる方が多いですし、元気なうちに家族みんなで遠出できるチャンス。
とっておきの思い出づくりにぜひ、家族みんなで旅行へ行ってみてはいかがでしょうか♪
還暦のお祝い専用プランを設定しているホテルや旅館もありますし、リクエストをすれば、食事をお祝いにふさわしいメニューにしていただける所もあります。
予約の際には、ぜひ宿泊先に「還暦のお祝いをしたい」と伝えてみましょう!
おすすめの「還暦」お祝い方法②食事会
体調や予算、スケジュールの関係で、旅行が難しい場合もあるかと思います。そのような時は、食事会もおすすめです。
ご両親や家族の思い出のレストランでは、昔話に花が咲くはずです。
また、ご両親に行ってみたいレストランや食べたい料理を聞いてみるのも一つの手です。
特に、普段の家族や親戚の集まりなどでは、料理を振る舞う立場の母親にとっては、レストランでの外食は喜んでもらえるはずです。
食事会の場合でも、レストラン側に「還暦のお祝い」ということを伝えておきましょう。
サプライズの演出や写真撮影など、何かと協力してもらえることが多いですよ♡
おすすめの「還暦」お祝い方法③“赤い”アイテム
還暦のお祝いと言えば、“赤いちゃんちゃんこ”を着るという風習がありますよね。
昔から、赤い色には魔除けの意味があるとされ、赤ちゃんの産着なども赤色だったといわれています。
生まれた年の暦に再び戻る還暦は、“生まれ直す=赤ちゃんに戻る”という意味もあり、赤ちゃんが着る産着と同じ、赤い色のちゃんちゃんこを着る風習が定着したとされています。
しかし現代では、写真撮影の小道具の1つとして、赤いちゃんちゃんこを羽織る程度の場合がほとんどのようです。
そのため、贈り物を検討する際にも、赤いちゃんちゃんこである必要はありません。
それでも還暦らしい贈り物にこだわるのであれば、何か赤いアイテムの物を選んでみてもよいでしょう。
大人になってからも子育てで忙しく、なかなか親孝行の機会がなかった……という方にとっても、大変良い機会となるはずです。
さらに元気に長生きしてもらって、還暦だけでなく、その先の長寿のお祝いもさせてもらいたいですね。
ぜひ、ご紹介した方法を参考にしてみてください♡
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