いざそのときになると不安になる遺族側のマナー
お葬式や告別式など、悲しみの場ではマナーを守った行動をしたいですよね。
遺族として参列するなら尚更です。
ただ、なかなか経験しないことなので「マナーを知らなかった」「知っていたけど間違えてしまった」ということもあるかもしれません。
今回は、遺族が焼香を終えたあと、一般の会葬者に立って挨拶をするときに気を付けたい所作についてご紹介します。
焼香後に気を付けたい遺族側の所作①数珠の扱い方
数珠を手に持つ場合は、腰より上の位置で扱いましょう。
数珠はお参りをするための大切な道具。
ですが、腰より下の位置で持っていると、粗末な扱いに見えてしまうのです。
腰より上の位置で扱うためのポイントは、数珠を持っている側の肘を曲げておくこと。
数珠を手に持たない場合は、数珠袋に収めておくとよいですよ。
焼香後に気を付けたい遺族側の所作②お辞儀
焼香後、気を付けたい遺族側の所作の2つ目はお辞儀です。
次々に挨拶の方がいらっしゃるのでペコペコと会釈をしがちですが、それでは心がこもっていない印象を与えてしまうことに……。
挨拶の方が来られたら、感謝の気持をこめて1回深いお辞儀をしましょう。
焼香後に気を付けたい遺族側の所作③ハンカチ
お葬式なので、涙を流すこともあるでしょう。
涙を拭う用に、白いハンカチを準備しておくと◎
ハンカチの代わりに、ティッシュを重ねて持っておくのも1つの方法です。
場の雰囲気に合わないので、派手な色や柄のハンカチは避けましょうね。
心がこもった所作でお別れをしましょう
悲しみのときは、心がこもった所作でお別れしたいですね。
動画では、今回解説した3つの所作について、日本現代作法会総師範である村山紀子(むらやまのりこ)先生のお手本を見られます。「お葬式での作法に自信がない」という方は、ぜひ動画も視聴してみてくださいね。

◆令嬢養成学校チャンネル
日本現代作法会・総師範の村山紀子(むらやまのりこ)さんが、マナーやコミュニケーションを通して「幸せを引き寄せる」「品をアップする」日頃のふるまいや心遣いを伝えるYouTubeチャンネル。
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