バナナの賞味期限は?
バナナの賞味期限は季節によって異なります。
- 春から夏:2〜5日程度
- 秋から冬:7〜10日程度
食べられるかどうかの判断基準には、「賞味期限」と「消費期限」がありますよね。
実は、この2つとも生鮮食品には適用されません。
そのため、バナナの食べごろも、あくまで各自の判断となることを覚えておきましょう。
バナナは常温で保存可能ですが、季節により保存期限が異なります。
そこで今回は、バナナの適切な保存方法と食べられる判断基準をご紹介します。
バナナの適切な保存方法
バナナは、購入後に常温に置くことで追熟し、より甘みが強くなります。
最も美味しく食べられ、かつ長持ちさせるにはどのようにしたらいいのでしょうか?
エチレンガスのコントロールがポイント
バナナを含む果物は、自らが出すエチレンガスにより熟成します。
エチレンガスをコントロールすれば、成熟させることも腐敗を止めることもできるわけです。
常温保存
バナナから出るエチレンガスは、以下の方法で抑えられます。
- 購入後は袋から出して、風通しのいい場所に置く
- 房から外して、1本ずつに分ける
- 可能であればバナナスタンドなどに吊るす
バナナの場合、何かに圧迫されることでエチレンガスの放出が進みます。
房のままで置いておくと、互いに密着し合うため、エチレンガスの放出が多くなってしまうのです。
特に下の方のバナナは、上の重みでより多くのガスを放出します。
冷蔵保存
食べきれない場合は冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵すると皮はさらに黒くなりますが、中身には問題ありません。
ただし、冷蔵庫に入れると追熟が止まってしまうので要注意!
「思ったよりも甘くない……」ということにならないよう、購入後2〜3日待ち、黒い斑点が出始めた頃に冷蔵庫に入れるといいでしょう。
してはいけない保存の仕方
密閉容器内での保存はNG!
密閉容器に入れてしまうと、エチレンガスが溜まって腐りやすくなります。
また、直射日光も避けましょう。
直射日光はバナナを急速に熟成させ、外見を損なわせる原因になります。
食べられないバナナの目安
バナナの皮が完全に黒くなったり、中身が液状化したりしている場合は、食べない方がいいでしょう。
また、異臭がする場合も、品質が落ちている可能性が高いです。
余らせたバナナを美味しく消費する方法
消費するタイミングを逃してバナナがたくさん余ってしまったときには、「おからとバナナの腸活ケーキ」がおすすめです。
少々手間はかかりますが、すぐ手に入る材料で安く簡単に作れますよ。
材料
- おから 150g
- バナナ 2本
- レモン汁 大さじ1
- 油 大さじ1
- 卵 2個
- きび砂糖(※普通の砂糖でも可) 30g
- 米粉 30g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 塩 0.5g
作り方
1.フライパンでおからを乾煎りし、サラサラの状態にする。
2.皮を剥いたバナナをフォークでつぶす。
3.つぶしたバナナにレモン汁を加え、きび砂糖・卵・油の順で混ぜ合わせる。
4.米粉と塩を混ぜ合わせたおからを3に入れ、軽く混ぜる。
5.パウンドケーキの型にクッキングシートを敷き、4を入れて180℃のオーブンで30分焼く。
繊維が豊富に含まれているので、腸活に期待大!
砂糖や油分が控えめことから、朝食にもおすすめです。
バナナが余ってしまったら、ぜひ翌朝の朝食に作ってみてくださいね♪
適切に保管して美味しく食べよう
黒く見た目が悪くなったバナナは、多くの場合食べられます。
適切な保存方法と活用法で、無駄なく、そして美味しくバナナを楽しんでくださいね。

◆ライター・管理栄養士 / ごん太郎
管理栄養士歴15年。趣味で料理全般、スイーツ・パン作り、コーヒー、紅茶、ビールをやっています。
コーヒーについては自家焙煎歴20年以上、ビールは日本ビール検定2級をもっています。
得意ジャンルは食・健康・栄養·医療関連。
人は幸せな未来を想像するとその中に『美味しいものを食べるという項目が上がります。そのお手伝いとしての情報発信をしていきたいと願っています。
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