【リアル家計簿】60代夫婦の場合
家族構成
夫……60代、自営業者
妻……60代、無職
都市部在住
【相談内容】夫婦とも年金を受給しています。家計簿の収入以外に、夫の自営業収入が不定期に入ります。今の支出のペースで暮らしていても大丈夫でしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
今の生活費で老後も乗り切れる?備えるべき支出とは
GOODポイント
質問者さんは、ご夫婦で年金を受給しながら毎月4万円を貯蓄に回されており、とても堅実な家計管理をされている様子がうかがえます。
ご主人12万円、奥様10万円の公的年金に加えて、個人年金からも毎月7.5万円の支給があり、老後に備えた準備をしっかりされていたことが伝わりますね。
気になる支出項目をチェック
全体的に支出をしっかり抑えられていますが、通信費が月1.4万円とやや高めなのが気になります。
携帯電話は格安SIMに変更することで、月1,000円台、利用頻度が少ないのであれば月数百円で使えるプランもありますよ。
通信費は毎月かかる固定費なので、見直すことで長期的に大きな節約効果が期待できます。
今の生活で今後の生活は大丈夫?
ご夫婦の年金の範囲内で生活できており、毎月貯金もできていらっしゃるので現状の家計バランスはとても良好と言えます。
加えて、ご主人に自営業の収入もあるとのことですので、今の生活ペースを維持できれば当面の生活に困ることは少ないでしょう。
もちろん、将来的に介護費用が必要になる可能性や、医療費の増加といったリスクは考えられますが、一般的には年齢とともに食費などの支出が減る傾向もみられます。
無理のない範囲で貯蓄を続けながら、少しずつ将来に備えられると安心ですね。
まとめ
・年金の範囲内で貯蓄もできていて、堅実な家計管理です。
・通信費は格安SIMを利用することで、大きな節約が期待できます。
・今後、介護や医療費にお金がかかるかもしれませんが食費などの支出が下がる傾向も。無理のない範囲で少しずつ将来に備えましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
ほかの家庭の家計簿は……
多い?少ない?貯金は足りている?
あなたの年収や毎月の貯金額を「家族構成×居住エリア」が同じ世帯と比べてみませんか?
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。