【リアル給与明細】26歳、臨床検査技師の場合
プロフィール
26歳、男性
臨床検査技師
▼現状
仕事内容は、病院で臨床検査技師として、血液や尿、細菌などの検査。
労働時間は月160時間、残業は1.5時間程度。
ボーナスは61万円程度。
【相談内容】貯蓄にまわせるお金がないため、家計管理を見直しています。現在ひとり暮らし、保険を見直すポイントがあれば教えてください。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんは、今の収入では、貯蓄にまわせる余裕がないことにお悩みなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約373万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の臨床検査技師の平均年収は約428万円*。
*……参考：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、残念ながら平均的水準よりも低めと言えそうです。
ひとり暮らしの保険、見直すならここをチェック！
質問者さんは、現在貯蓄をする余裕がなく、保険を見直したいと考えていらっしゃるのですね。
家計管理の一環として「保険の見直し」はとても良い視点です。
特にひとり暮らしであれば、保険の内容をシンプルにすることで毎月の支出を減らせる可能性があります。
見直しポイント① 本当に必要な保障かチェック
まず確認したいのは、「自分にとって今、本当に必要な保障かどうか」という点です。
たとえば、死亡保険に入っている場合、遺族を養う立場でなければお金を遺す必要はありませんよね。
一度、今入っている保険の保障を見直し、不要なものがないかを確認しましょう。
見直しポイント② 医療保険は最低限でもOK
公的医療保険(健康保険)には高額療養費制度があるため、入院や手術も自己負担はある程度抑えられます。
そのため、掛け捨ての安価な医療保険で最低限の備えがあれば充分。
1年分の生活費がまかなえる程度の生活防衛費があれば、医療保険は不要な場合も多いですよ。
見直しポイント③ 貯蓄型保険は慎重に
「将来のために」と加入した貯蓄型の保険は、保険料が高くて今の家計を圧迫していることも。
貯蓄型保険は手数料が高いものが多いので、その分を普通の貯金や積立投資にまわしたほうが柔軟で効率的な場合もあります。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均的よりも低めの水準です。
・ひとり暮らしの方の民間保険の見直しポイントは「必要な保障かどうか」「医療保険は最低限に」「貯蓄型保険は手数料が高いので慎重に検討」の3つ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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