【リアル給与明細】34歳、事務長の場合
プロフィール
34歳、男性
介護施設の事務長
▼現状
仕事内容は、人事労務、総務、経理、経営企画等。
労働時間は月168時間、残業は25時間程度。
ボーナスは92万円程度。
【相談内容】成果を出すことよりも現状維持が求められ、お給料が上がりにくい職場です。今の仕事内容は気に入っています。この状況で収入を上げるには、どんな方法がありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、お給料が上がりにくい職場の体制に不満をお持ちなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約596万円になります。
一方、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、質問者さんと同年代の男性の平均年収は約492万円*です。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりも高い水準と言えます。
昇給しにくい職場でも収入を増やす3つの方法
質問者さんは、お給料が上がりにくい職場にいらっしゃり、どのように収入を上げていけばよいのかお悩みなのですね。
今の仕事内容を気に入っていらっしゃるとのことですので、転職以外で収入を増やす方法について解説していきます。
資格を取得して手当や評価アップを狙う
まずは、今の仕事に関連する資格を取得して、手当や役職に反映される可能性を探ってみましょう。
質問者さんは事務長職ですので、「社会保険労務士」「衛生管理者」など、業務に直結する資格は評価につながりやすいと言えます。
資格手当が出なくても、「できる人」として周囲の信頼が厚くなり、将来の昇格にプラスになることも期待できますよ。
副業に挑戦する
次におすすめなのが副業です。
例えば、文章を書くことが得意ならWebライター、事務経験が豊富ならオンライン事務サポートなど、本業のスキルを生かした副業で月数万円の収入を目指すこともできるでしょう。
クラウドソーシングサイトを通して仕事を受注すれば、副業初心者でも簡単に仕事を探せます。
家計の見直しも「収入アップ」と考える
支出を1万円減らすことは、収入を1万円増やすのと同じ効果があります。
そのため、家計の固定費を見直せば、実質的な家計改善につながりますよ。
たとえば、保険料やスマホ代、サブスクリプションなどを見直してみましょう。
それだけでも、毎月の支出をぐっと抑えられます。無理のない範囲でチェックしてみてくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・昇給しにくい職場でも収入を増やすためには「資格を取得して手当や評価アップを狙う」「副業に挑戦する」「家計の見直しを行う」の3つの方法がおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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