【リアル給与明細】62歳、IT業の場合
プロフィール
62歳、女性
IT業
▼現状
仕事内容はシステム開発後の保守。
勤務4年目。
労働時間は月152時間程度、残業は月20時間程度。
年間賞与37万円。
世帯年収600万円。
【相談内容】
体調を崩して休業していた期間の借金があります。早く完済して、少しでも貯金を増やして老後の蓄えにしたいです。自炊も行っていますが、まだまだ支出を削る必要があるのでは？と不安です……。
解説するのは……
◆青山かえ
FP2級・日商簿記2級・整理収納アドバイザーを保有するWebライターです。
7年の投資経験を活かし、NISA・iDeCo・暗号資産についてわかりやすく解説します。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
厚生労働省「令和5年 賃金構造基本統計調査」によると、60歳以上の女性の平均年収は348.4万円*。相談者さんの年収は600万円と高い水準となっており、現状の収入は比較的恵まれていると言えます。
ただし、借金返済や老後資金の確保のためには、支出の見直しと貯蓄計画が必要です。
*……参考：厚生労働省「令和5年 賃金構造基本統計調査」
収支の見直し
家計を見直し、無駄な支出を減らしましょう。
- 通信費の削減：格安SIMへの変更や不要なプランの見直し
- 保険の見直し：過剰な保障がないか再確認
- 光熱費の節約：電力会社のプラン変更や節電対策
- サブスク・嗜好品の見直し：不要なサービスの解約やお酒・タバコの出費削減
すでに自炊を始めているとのことですが、まとめ買いや作り置きを活用すると、さらなる食費削減が可能です。
借金返済の優先順位を決める
借金には利息が発生するため、できるだけ早めの返済を目指しましょう。
- 利息の高い借金から優先的に返済(クレジットカードのリボ払いなど)
- 金利の低いローンへ借り換えが可能か検討
- ボーナスや臨時収入を繰り上げ返済に充てる
収入が安定しているため、借金返済と貯蓄を並行して進めるのもおすすめです。
老後資金の準備
借金返済後、老後資金を効率よく貯めるために、以下の制度を活用するといいでしょう。
- iDeCo(個人型確定拠出年金)：税制優遇があり、老後資金を効率よく貯められる
- つみたてNISA：少額から長期的に資産形成ができる
現在の年収が比較的高いことから、節税効果のあるiDeCoを活用すると、手元に残るお金を増やせます。
副収入を考える
今後の老後資金を増やすために、副収入を得ることも選択肢のひとつです。
- スキルを活かした副業(オンライン講座、ライティング、プログラミング)
- 投資による資産運用(ただし、リスク管理が必要)
まとめ
・通信費・光熱費・保険料などの固定費を見直し、節約を徹底する。
・借金は金利の高いものから優先的に返済し、並行して貯蓄も行う。
・iDeCoやつみたてNISAを活用して、税制優遇を受けながら老後資金を増やす。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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