【リアル給与明細】49歳、事務職の場合
プロフィール
49歳、女性
事務職(契約社員)
▼現状
仕事内容は、自動車共済の事故審査員
労働時間は月154時間、残業は2時間
ボーナスは25万円程度
【相談内容】生活費に追われ、老後資金が足りません。今からできることはないですか?
解説するのは……
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
現在のお給料は平均と比べると?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務従事者の平均年収は約502万円*です。
質問者さんの現在の年収は約350万円ですので、質問者さんのお給料額は、平均より低い水準と言えそうです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
老後資金ために、今からできること
質問者さんは、「生活費がかさみ、老後のためのお金が確保できない」とのこと。
老後資金の問題は、多くの人が不安に思っていますよね。
今からできる対策を解説します。
1.毎月定額貯金をする
確実に資金を貯める方法は、貯金です。
少額でもかまいませんので、一定額を決め、毎月、貯金することを検討してみましょう。
コツコツと貯金していくことで、お金を貯められる自信にもつながりますよ。
また、給料から天引きで貯蓄する「財形貯蓄制度」*という制度もあります。
老後の資金作りを目的とした「財形年金貯蓄」は税制優遇措置もありますので、確認してみてくださいね。
*……参考:独立行政法人 勤労者退職金共済機構勤労者財産形成事業本部「財形貯蓄制度」
2.NISAのつみたて投資枠を活用する
物価上昇に対応するためには、貯金だけでなく、資産運用も検討してみましょう。
NISAのつみたて投資枠は、1,800万円までの運用益が非課税です。
もちろん投資なのでリスクはあります。
ただし毎月一定額を長期運用することで、リスクを抑えることができますよ。
*……参考:金融庁「NISAを知る」
3.働く期間を延ばす
定年退職後も働けるのであれば、老後資金に頼る割合も減り、老後資金を貯められる期間も長くなります。
無理のない範囲で働く期間を延ばすよう検討してみてはいかがでしょうか。
老後資金のために今からできることはいろいろありますが、何よりも大切なものは「健康」です。
せっかく貯めた資金が医療費に消えてしまうのは残念でよすね。
老後も元気に過ごせるよう、今から運動の習慣化、バランスの取れた食事、規則正しい生活などを心がけていきましょう。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・少しずつでも貯金と投資をはじめましょう。
・働く期間を延ばしましょう。
・何よりも大切なものは健康です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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