【貯蓄額】34歳、女性の場合
プロフィール
34歳、女性
不動産業の営業職、年収700万円
夫(35歳、会社員)と子(0歳)の3人暮らし
世帯年収、1,300万円
【相談内容】マイホームが欲しい!賃貸と購入、どちらがいいの?
「物価高で共働きでも生活するのがやっとの状況です。家を購入したいのですが、不安で踏み切れません。現在は家賃16万円の賃貸物件に住んでいます。賃貸に住むより購入したほうが良いか、アドバイスが欲しいです」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの貯金額は、平均を大きく上回っているといえますね。
賃貸と購入はどちらがベスト?家計を守る選択のポイント
質問者さんは、マイホームを購入するか賃貸住宅に住み続けるかでお悩みなのですね。
住まいを検討する際は、それぞれのメリット・デメリットを知って総合的に判断することが大切です。
賃貸のメリット・デメリット
- 初期費用を抑えられる(頭金や諸費用が不要)
- 住み替えが容易でライフスタイルに合わせやすい
- 修繕費や固定資産税がかからない
購入のメリット・デメリット
- 住宅ローンを完済すれば老後の住居費が不要
- 資産として残せる(売却や相続が可能)
- 賃貸ではできないリフォームやカスタマイズが可能
住宅を購入する際は「家の購入費用」だけでなく、維持費も含めた総額をシミュレーションしましょう。
例えば、固定資産税・修繕費・保険料・住宅ローン控除なども加味して、賃貸物件に住んだ場合と比較するとよいですよ。
購入を検討する際のポイント
住宅購入の判断基準を明確にする
現在の支出と将来の教育費・老後資金を考えたうえで、月々の住宅ローン返済額が手取り収入の25%以内に収まるかを確認しましょう。
無理な返済計画を立てると家計を圧迫してしまうので、慎重な検討が必要です。
購入するならライフプランを意識する
お子さんの教育費のピーク時(大学進学時期)と住宅ローン返済が重ならないように計画しましょう。
住宅ローン控除制度やフラット35などの有利なローンを検討し、長期的な視点でシミュレーションしてみてください。
まとめ
・質問者さんと同年代の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円です。
・マイホームか賃貸かで迷うときは、それぞれのメリット・デメリットを理解して総合的に判断しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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