神社の跡地で受けた祟り
霊媒師として活動する中で、多くの相談を受けますが、相談内容はすべて秘密厳守。
そのため、直接の相談内容をお話しすることはできませんが、これまでにあった出来事の中から、一つの体験談をお話しします。
ある日、数人の若者たちとそのご両親が私のもとを訪れました。
若い彼らは異様な現象に怯え、何かに取り憑かれたのではないかと恐れ、親に相談したとのことです。
彼らは数日前に肝試し感覚で地元の心霊スポットに訪れ、不敬な行動をとったことがわかりました。
その場所は古い神社の跡地で、「怒りを買うと祟りが起こる」と噂されている場所だったのです。
彼らが現場で行ったことは、まさに軽率そのもの。
朽ちた石碑を叩きながら大声で笑ったり、御神木といわれていた木にぶらさがってみたり、さらには放置されていた古びたお札のような木札を投げ捨てたというのです。
その場では何も感じなかったといいますが、家に帰った途端、次々と異変が起こり始めました。
一人は夜中に金縛りに遭い、耳元で「返せ……」と低い声が聞こえたと言います。
また別の一人は、誰もいないはずの家の廊下で足音を聞き、振り向くと濡れた足跡が続いていたと話しました。
さらには、鏡に自分の背後に立つ人影が映るようになったという若者もいました。
彼ら全員が、目に見えない怒りを向けられているような感覚に陥り、パニック状態で私のもとを訪れたのです。
私は彼らの話を聞き、霊の怒りが想像以上に強いことを察しました。
霊的な存在は、ただの「怖い話」の登場人物ではなく、その土地に深く根付いた記憶や思いを宿しているのです。
それを軽視し、侮辱するような行動は霊にとって耐え難い冒涜です。
このままでは彼らだけでなく、周囲の人々にも影響が及ぶ可能性がありました。
侮辱された霊の怒り
現場に向かった私は、神社跡地に一歩足を踏み入れた瞬間、異常な寒気に襲われました。
空気は重く淀み、まるで目に見えない視線が全身を突き刺すような感覚。
その中心には、朽ち果てた石碑がありました。
石碑の近くに立つと、突如として冷たい風が渦を巻き、遠くからうめき声のような音が聞こえ始めます。
そして視界の端に黒い影が現れ、私の周りをゆっくりと回り始めたのです。
霊の怒りは非常に強く、波動が肌に突き刺さるように感じます。
このままでは手を出すことすら危険でしたが、私は特別な儀式を準備しました。
この術は、怒りや怨念を一時的に封じ、霊の感情を和らげるものです。
結界を張りながら真言を唱え、直接語りかけました。
「あなたが受けた侮辱は理解しました」
「ですが、この怒りを放ち続けることで、あなた自身が苦しみ続けることになります」
「この地を守る存在として、あなたが持つ本来の力を取り戻しましょう」
私はさらに霊の波動を読み取りながら、彼らが抱えていた怒りを光の中で解き放つ術を施しました。
その瞬間、激しい怒りが爆発するように風が巻き起こり、周囲に小さな木の枝や葉が飛び散ります。
黒い影が私に向かって突進してくるような感覚がありましたが、結界がその力を遮り、次第にその勢いが弱まっていきました。
最後には、影が薄れ、石碑の周囲を包んでいた重い空気もおさまりまったのです。
儀式を終えた後、若者たちを現場に連れてきて、石碑に謝罪をさせました。
「二度とこのような行いをしない」という誓いを立て、謝罪をすることで、彼らのエネルギーも浄化されるのです。
霊の怒りを静めたことで、彼らの周囲に起こっていた異変も止まり、平穏を取り戻すことができました。
この出来事は彼らにとって「見えない存在に敬意を持つこと」の大切さを、再確認させてくれるものになったでしょう。
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◆霊媒師すばる
霊媒師として霊的な力を持つスピリチュアルカウンセラーとして活動。
個人だけでなく芸能界や政界においても、その圧倒的な霊力で心に導きの光をもたらしている。
各種メディアサイトも監修。
日本一の占い激戦区、渋谷の大人気占い館「Bcafe」や「Yahoo!LINE占い」でも多くの顧客から支持を得ている。
さらに、パワーストーンを使ったエネルギー調整にも精通し、多くの人々が成功の鍵を手にしている。
運命の扉を開く導きとともに、最も必要なメッセージを伝えている。
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