【衝撃の実話】元スナック嬢が体験した『めんどくさいお客様エピソード』3選

Baby&Kids / Life style

水商売を長く続けていると、かなりの頻度でめんどくさいお客様とお会いします。
「一生許さん!」と思うことから「やれやれ……」程度まで、幾度となく繰り返されるめんどくさい人との出会い。
今回は、そんな中から忘れられないお客様のエピソードを3つご紹介します。

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Natsuko Ota
Natsuko Ota
2025.02.16

手作りの料理を持参してくるお客様

料理の作り置き出典:stock.adobe.com

帰り際に「料理してきたから食べて」と小さい紙袋を渡してきたお客様がいました。

会うのはその日で2回目。
そこまでよく知らない方の手料理……。内心ビミョー、むしろ恐怖すら感じてしまいました。

その方はお世辞にも清潔感のあるタイプではなく、使い込まれた風合いのあるタッパーになにかがグチャっと入っています。

開けてみると、どうやら何かの煮物のようです。なんだかわからない名前のない料理。
それにしてもいったいなぜ……?

そこで思い出しました。

前回初めてお会いしたときに、独身で外食ばかりだから料理を始めたとおっしゃっており、わたしが大袈裟に褒めちぎったことを。
「料理ができる男性って素敵です!」とかなんとか。

その時の自分を恨みました。
感想をいわなければならないので食べないわけにもいかないし、食べるのも怖すぎる。

さんざん匂いを嗅いで危険ではないことを確認し、一口食べた記憶があるようなないような……。

教訓として「そんなに親しくもない相手に手料理を渡してはいけない、困らせるだけだ」と学んだ出来事でした。

駆け引きしようとするお客様

スマホを見る男性の手元出典:stock.adobe.com

駆け引きしようとするトーク、なぜか男性はやってしまいがちですが、女性から非常に不人気。

「いい寿司屋を見つけたよ」

「じゃあぜひ連れてってください」

「同伴じゃないならいいよ、土日は?」

同伴にならないなら誰も行きません。なぜプライベートの時間をあなたに喜んで使うと思うのでしょうか。

他店の女の子とのラインの画面や、イチャついている画像を見せて来られたこともありました。
もしかして、嫉妬させてやろうという作戦ですか。それとも「お前じゃなくても、俺に夢中な女はいるんだぞ」というアピールでしょうか。

心の底からどうでもいいのですが、そうとも言えず反応に困ってしまいます。

つまらない駆け引きは、お店の女性たちにはすべて見抜かれています。
本人は楽しんでいるのかもしれませんが、ウザいとしか思われないのでやめたほうが無難なのです。

さり気ない自慢を混ぜ込んでくるお客様

お酒を楽しむ男女出典:stock.adobe.com

ウザがられず堂々と自慢話ができる場所、それが夜のお店。
遠慮なく自慢話をする男性が多く、聞かされる女性たちもみんな慣れっこです。

上級者は直接的じゃないけど細部に自慢を混ぜ込んできます。

「来週学会でさぁ」医者アピールでしょうか。

「車の修理で朝からヤナセ行ってきた」高級車アピールですね。

「部屋が上層階だし下の天気がわからないんだよね」はい、金持ち自慢ですね。

男性は、日々自慢話をしたくて仕方ないのを抑えて生活してるんだなぁとつくづく感じていました。
夜のお店ではのびのびと女の子たちに自慢できる、それで自尊心が満たされるのです。

「めんどくさ……」そう思いながらも、自慢話を聞くだけで誰かの心を保てるなら、価値ある仕事だと実感できる日々なのでした。

Natsuko Ota

◆Natsuko Ota

大阪在住。
過去に高級ラウンジから下町のスナックまで様々な形態の水商売経験あり。
あらゆる職業•属性の人と接してきたため否応なしにコミュ力を鍛えられてきました。
現在も、性別年齢問わず毎日かなり多くの人と話す機会があり、人間観察能力もかなり高いと自負しております。
観察眼を生かした鋭い分析力で楽しく執筆していきます。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Natsuko Ota

大阪在住。
過去に高級ラウンジから下町のスナックまで様々な形態の水商売経験あり。
あらゆる職業•属性の人と接してきたため否応なしにコミュ力を鍛えられてきました。
現在も、性別年齢問わず毎日かなり多くの人と話す機会があり、人間観察能力もかなり高いと自負しております。
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