【貯金額】63歳、女性の場合
プロフィール
63歳、女性
接客サービス業、年収180万円
1人暮らし
【相談内容】60代で貯金15万……。何かできることはある？
「物価高騰でどんどん貯金や収入が減りました。節約できるところは全部していると思います。老後に備え、ほかに何かできることはありますか？」
現在の資産額の水準は？
質問者さんと同年代である60代単身世帯の貯金額は、平均が1,468万円・中央値が210万円*です。
*……参考：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］令和5年調査結果」
質問者さんの貯金額は、残念ながら平均を大きく下回っていると言えます。
老後資金を増やすための年金活用法
質問者さんは、物価高騰により貯金や収入が減少し、老後に備えるための方法を探しているのですね。
節約を頑張っても限界がある中で老後資金を増やすには、年金の受け取り方を工夫する必要があります。
繰り下げ受給で年金額を増やす
通常、年金は65歳から受給を開始しますが、繰り下げることで年金額を増やすことが可能です。
例えば、75歳まで受給を繰り下げると、年金額は84％増加します。
この増額分は一生続くため、長生きリスクに備えられますよ。
繰り下げ受給はなぜ有効？
貯蓄が少ない場合、特に70代以降の生活費が心配です。
老後の後半で受け取る年金額を増やしておくことで、より安定した生活を送れるでしょう。
75歳までの生活をどう乗り切るか
繰り下げ受給を選ぶ場合、65歳以降の生活費をどのように確保するかが課題となります。
体力があるうちは無理のない範囲で収入を得ることを目指し、働ける限り働くことを目指しましょう。
また、長く働き続けるため、医療費の負担を抑えるためにも、健康的な生活を心がけてくださいね。
まとめ
・質問者さんと同年代の貯金額は、平均が1,468万円・中央値が210万円です。
・老後に年金額を増やす方法として、年金の繰り下げ受給を検討してみてください。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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