【リアル給与明細】33歳、塾講師の場合
プロフィール
33歳、男性
教育支援業(塾講師)
▼現状
仕事内容:小中学生を対象とした学習塾の講師
労働時間:月150時間、残業0.5時間程度
ボーナス:年間60万円程度
【相談内容】基本給が他社より4万円ほど安く、責任のある業務内容に対して少なく感じます。昇給が期待できないなら転職したほうがよいでしょうか?
解説するのは・・・・・・
◆hiro
FP2級を持つライターです。
生活に欠かせないお金にまつわる悩みを解決して幸せな人生を歩むお手伝いができるように、正しいお金の知識を私自身も学びながら情報発信をしています。
塾講師の全国平均月収よりも低めの水準
質問者さんは、基本給アップが望めないなら転職をすべきか迷っているのですね。
塾講師の求人統計データを確認してみると、全国平均額は236,000円でした。
*……参考:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
高い指導力と責任が求められる塾講師としては、質問者さんの基本給は全国平均よりもやや低めの水準です。
各種手当が支給されているようですが、基本給を上げてもらいたいところですよね。
職場の昇給制度を確認して不満があれば交渉しましょう
質問者さんは、現在の職場の昇給制度を把握されているでしょうか?
たとえば、毎年1〜2回定期的に実施される「定期昇給」や、資格取得・功労などのタイミングで実施される「特別昇給」など、基本給がアップする昇給のチャンスが存在しているかを確認してみてください。
確実に昇給する見込みがあり、質問者さんが納得できる金額なら問題ないのですが、不満が残る場合は昇給を交渉してみましょう。
自分から昇給を交渉するのは難しいかもしれませんが、仕事に対する向き合い方や貢献度を正当に評価してくれる会社なら、交渉の余地は十分にあるはずです。
質問者さんがお調べになった「基本給が他社よりも4万円ほど安い」という結果を踏まえ、まずは直属の上司に相談してみてください。
交渉がうまくいかない場合や、会社の業績が悪くて昇給がまったく見込めない場合は、転職を視野に入れることをおすすめします。
教育業界への転職や資格取得で異業種への転職も!
塾講師を続けたい場合は、条件の良い他塾へ転職を検討してみても良いですね。
教育業界には、塾以外にも教材関連、学校などさまざまな職場・職種が存在しています。
教育業界専門の転職エージェントを活用すると良いでしょう。
また、質問者さんは残業時間がほとんどないようなので、自由時間を使って副業で収入を増やしたり、勉強をして異業種への転職を目指した資格取得に挑戦したりするのもおすすめです。
まとめ
・現在の基本給は塾講師の全国平均月収よりも低めの水準。
・職場に昇給制度があるかを確認。難しければ直属の上司に昇給を相談してみる。
・昇給が見込めなければ転職や副業で収入を増やすことを検討する。
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