【リアル給与明細】35歳、警備員の場合
プロフィール
35歳、男性
大型商業施設の警備員
▼現状
勤続年数3年。
ボーナスは年間20万円。
労働時間は月190時間、残業は月51時間程度。
【相談内容】勤務時間が不規則で仕事内容もハードなのに、給料が少ないと思います。収入を増やす方法と貯める方法を教えてください。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より低い水準
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、35〜39歳の警備員の平均月給は約32.1万円です。
対して、質問者さんの月給は約24.5万円と、平均を7.6万円ほど下回っています。
現在お勤めの会社は、ほかの会社と比べて基本給が低い傾向にあるようです。
また、ボーナスの平均は約63.7万円で、質問者さんの20万円と比べて大きく差があるのが現状。
一方、質問者さんの残業時間は月51時間で、平均の30時間と比べてかなり長いようです。
勤務時間とお給料が見合ってないと感じるのも、無理はありません。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
年収アップするには?
毎月の収入を増やすには、転職がおすすめ。
なぜなら、現在の会社は基本給が低いため、昇給して納得できる給与をもらえるようになるまで時間がかかるからです。
警備員としての転職であれば、規模が大きい会社のほうが年収が高い傾向にあります。
また、地域によっても年収は異なり、より人口が多い都市のほうが給料は高くなるでしょう。
条件にあった転職先を見つけるには、転職エージェントを上手く活用する方法がおすすめです。
資格手当で給与アップ!知識も身につく
転職せず資格手当を狙う方法もあります。
支給方法や資格の種類は、会社によって異なるもの。
警備会社であれば「機械警備業務管理者」や「施設警備業務検定」などが評価されやすいでしょう。
一度会社の規定を確認してみてください。
先取りで貯まりやすい家計作りを
「残ったら貯金する」方法では、なかなか貯蓄を増やせません。
給料から一定額を先に積立しておく「先取り貯金」をしましょう。
積立方法は、銀行預金やNISA、iDeCoなどがあります。
将来の老後資金など、すぐに使う予定のない資金であれば、資産運用を検討してみてください。
例えば、毎月1万円を30年間、年率7%で運用できれば、元本が360万円に対して運用総額は1,220万円にもなりますよ。
*……金融庁「つみたてシミュレーター」より算出
自分が働いて収入を増やす以外にも、資産運用でお金に働いてもらって資産を増やす方法も考えてみてください。
まとめ
・年収アップには転職がおすすめ。
・お金に働いてもらって資産を増やす方法もある。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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