【リアル給与明細】27歳、工場勤務の場合
プロフィール
27歳、男性
食品加工の工場勤務
▼現状
ボーナスは年間100万円。
労働時間は月168時間、残業は月10時間程度。
【相談内容】同世代と比べて給料が少ないことが不満です。貯金に回す金額を増やすには、どうすればいいですか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より低い水準
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、25〜29歳男性の平均年収は420万円です。
それに対して、質問者さんのお給料を年収換算すると約398万円と平均を下回っています。
現在お勤めの会社は、ほかの会社と比べて基本給が低い傾向にあるようです。
*……参考https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/000.pdf
貯金額を増やす3つの方法
質問者さんは、収入が低く貯金ができないとお悩みのようです。
収入を増やす方法を3つご紹介します。
①資格を取得する
資格手当で基本給が上がる場合があります。
仕事のスキルアップにもなりますね。
食品加工の工場勤務であれば、衛生管理者や食品衛生責任者などは評価されやすいでしょう。
対象資格や支給方法は会社によって異なるので、一度確認してみてください。
②転職する
現在の職場で満足のいく昇給を待つには、時間がかかるでしょう。
転職であれば、すぐに収入アップが実現しますよ。
転職活動では、基本給を重視しましょう。
転職エージェントを上手く活用することで、より条件のいい会社に出会う確率が上がります。
③副業をする
質問者さんの場合、残業が月10時間と比較的少ないため、副業に挑戦してみるのもおすすめです。
自宅でできるウェブ系のお仕事であれば、身体的負担が少ないでしょう。
例えば、ウェブデザイン、SNS運用代行、ブログなどがあります。
クラウドソーシングサイトでご自身の知識や経験に合わせてお仕事を検索できるので、ぜひ確認してみてください。
貯蓄額の目安は?
毎月の貯蓄額の目安は、収入の1〜2割です。
質問者さんの場合、月2〜4万円を目標にするとよいでしょう。
もし、目標額に到達できないのであれば、支出を見直してみてください。
特に、毎月一定額の支払いがある固定費の見直しは効果的です。
例えば、携帯電話を格安SIMに見直すことで年間数万円安くなったり、保険の見直しで年間数十万円浮いたりするケースも。
一度の見直しで効果がずっと続くので、ぜひすぐに取り組んでみてください。
まとめ
・資格や副業に挑戦して収入アップ。
・貯蓄額は収入の1〜2割が目安、支出の見直しは即効性があるのでおすすめ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。