【貯金額】32歳、女性の場合
プロフィール
32歳、女性
自営業手伝い、年収200万円
夫(30歳 会社員)と2人暮らし
【相談内容】怖くて投資が始められません……。
「今の収入で夫婦2人なら生活できますが、これから家族が増えることを考えると不安です。投資をしてみたいのですが、知識がないのではじめの一歩を踏み出せません。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円です。
質問者さんの資産額は105万円で、これは平均貯金額の約17%、中央値の約70%となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
家族が増える将来に備える投資とは?
質問者さんは、投資に対して不安を感じているのですね。
しかし、少しずつお金に関する正しい知識を身につけることで、その不安を和らげることができます。
投資を始める前に理解しておくべきことが1つ。
それは「現金の価値は時間の経過とともに減少する」という事実です。
アメリカの過去200年のデータによると、1ドルを株式に投資した場合、その価値は約60万ドルに増加。
一方で、同じ1ドルを現金で持ち続けていた場合、その価値はわずか0.07ドルに減ってしまいました。
これは日本も同じで、長期的に見れば現金はインフレによって価値が目減りするため、投資によって資産を増やすほうが有利ということ。
*……参考https://media.rakuten-sec.net/articles/-/43634
インフレとは、物価が上昇し、同じ金額で買えるものが少なくなる現象です。
現金をただ保有し続けることは、お金の価値が下がっていくリスクを抱えていることと言えます。
「長期的に見れば、現金を持っていることの方がリスクがある」という考え方を持つことが大切です。
投資は怖いものではなく、将来に備えるための賢い手段。
最初はNISAなどの税制優遇制度を活用して少額から始め、無理のない範囲で少しずつ資産を増やしていきましょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約17%、中央値の約70%です。
・長い目でみれば、現金はインフレにより価値が減少します。
・投資は怖いものではなく、むしろ将来のために正しく備える手段です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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