【リアル給与明細】23歳、営業職の場合
プロフィール
23歳、女性
レンタル業 営業職
▼現状
仕事内容は、演劇や動画制作のための小道具レンタルの営業。
労働時間は月160時間、残業は月に約10時間。
ボーナスは年間30万円程度。
【相談内容】お給料から引かれる金額が多すぎると思います。引かれる分を減らす方法はありませんか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
社会保険料と税金は安くできる?
質問者さんは、お給料から引かれる社会保険料と税金が高すぎると感じ、減らす方法はないかとお考えなのですね。
給料から天引きされる支払いに疑問を感じる人は多いかもしれません。
結論から言うと、所得税と住民税を安くする方法はありますが、社会保険料(健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険)を安くする方法はありません。
しかし、日本の公的保険制度はとても優れていて、病気や怪我で治療費が高額になったときや、万が一働けなくなったときに私たちの生活を助けてくれます。
未来のリスクは、公的保険で備えるのが基本です。
不要な民間保険には入らないようにして、余分な支出を抑えた方が良いでしょう。
所得税と住民税を安くする方法は?
次に、所得税と住民税を抑える方法について解説します。
医療費控除や扶養控除などさまざまなものがありますが、会社員が誰でも使える方法としてはふるさと納税とiDeCo(イデコ)が挙げられます。
ふるさと納税は、故郷や応援したい自治体に寄付できる制度。
わずか2,000円の負担で数万円分の返礼品がもらえます。
支払った金額と2,000円の差額分が、翌年の所得税や住民税から控除されます。
iDeCoは、自分で年金を積み立てる制度です。
積み立てた金額が全額所得税控除となり、その年の所得税や翌年の住民税が軽減されますよ。
まとめ
・社会保険料は安くできませんが、安心して生活するために必要な保険料です。
・所得税と住民税を安くするには『ふるさと納税』と『iDeCo』がおすすめ。
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