【リアル給与明細】35歳、事務職の場合
プロフィール
35歳、女性
人事事務
▼現状
仕事内容は、中途採用の事務全般(面接調整、入社手続き、採用成功報酬やその他経費計算)。
労働時間は月170時間、残業は20時間程度。
ボーナスは約87万円。
【相談内容】基本給を転籍以前の28万円まで戻したいが、業務負荷は増やしたくない。転職も検討中です。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
業務負荷を増やさずに基本給を上げるには?
質問者さんは、業務量を増やさずに年収をアップしたいと考えているのですね。
結論から申し上げると、転職することをおすすめします。
なぜなら、現在の職場で基本給を上げるには、かなりの時間を要するからです。
転職ならすぐに給与を上げることが可能。
年収アップの長期継続も期待できますよ。
資格手当で給与アップ、知識も身につく
転職しない場合は、資格手当を狙う方法も。
会社によって、支給方法や資格の種類が異なります。
人事部であれば、キャリアコンサルタントや社労士の資格は評価されやすいでしょう。
一度、会社の規定を確認してみてください。
幅広い人事経験をアピール、基本給にこだわった転職活動を
人事経験者は、比較的転職しやすいといわれています。
なぜなら、どの企業にも人事部門があるからです。
携わった業務の幅広さがアピールポイントになりますよ。
転職活動では、基本給にこだわりましょう。
質問者さんの場合、現在の月給を17%上げる必要があります。
ある調査によると、転職によって1割以上の年収が上がったのは全体の29.3%(2023年上半期、35歳〜39歳)。
希望の条件を満たすには、信頼できるエージェントに頼る方が確実でしょう。
*……参考https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-1/dl/kekka_gaiyo-03.pdf
本業以外で収入を得る方法もある
副業は時間や労力がかかりますが、個人で稼ぐスキルが身に付きます。
中でも近年増加傾向にあるのが、バックオフィス業務の外部委託。
質問者さんの経験を活かせる場も多いでしょう。
また、WEBライターやブログ運営に取り組めば、新たな収益源を作ることができますよ。
まとめ
・転職すればすぐに給与アップ、長期継続が可能。
・副業や資格手当で収入を増やす方法もある。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。