【リアル給与明細】60歳、販売職の場合
プロフィール
60歳、男性
小売店の販売職
▼現状
仕事内容は、商業施設内の小売販売店舗の副店長業務。
労働時間は月180時間、残業は1時間程度。
ボーナスはなし。
【相談内容】子どもがまだ小さく、老後資金だけでなく子育て費用も心配です。元気なうちは働きますが、ほかにできることはあるでしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、子育て費用と老後資金についてご心配なのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約430万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の販売職の平均年収は約310万円です。
このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも高い水準と言えます。
子育てと老後、両方に備える家計管理の方法って?
質問者さんは子育て費用と老後資金に関する不安を抱えており、何をすべきか悩んでいるのですね。
今からできることについて、アドバイスを3つご紹介します。
1. 家計を見直して計画を立て直す
家計全体を把握し、支出を見直すことが重要です。
今後の子育て費用と老後の生活費を両方カバーできるように、家計簿をつけて無駄な支出を削減しましょう。
また、貯蓄の何割を子育て費用に充て何割を老後資金として備えるのか、具体的な割合を決めることで今後の貯蓄管理がしやすくなりますよ。
2. リスクの低い投資を活用する
60歳という現在の年齢を考えると、老後資金や貯蓄を増やすためにはリスクが低く元本を守れる金融商品を活用するのも一つの方法です。
たとえば、個人向け国債や定期預金は元本が保証されているためリスクが少なく、比較的安心して運用できます。
3. 健康を保ちながら働き続ける
健康維持も重要な備えのひとつです。
健康で働き続けることができれば、これからも貯蓄額を増やせます。
また、退職してからの期間を老後と考えるのであれば、退職を遅らせることで老後期間を短くできますよ。
健康を保ちながら自分に合ったペースで無理なく働くことが、長い目で見て重要なポイントとなるでしょう。
これらの方法を取り入れることで、子育てと老後の両方に備えた生活設計が可能です。
今から少しずつ取り組んで、将来の不安を減らしていきましょう。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・子育て費用と老後資金の不安は「 家計を見直して計画を立て直す」「リスクの低い投資を活用する」「健康を保ちながら働き続ける」の3つの方法で対策しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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