【リアル給与明細】29歳、インストラクターの場合
プロフィール
29歳、男性
インストラクター
▼現状
仕事内容は、子どもの習い事教室の先生
労働時間は月172時間、残業は月50時間程度。
ボーナスは年60万円程度。
【相談内容】節税に興味があります。サラリーマンの自分にもできる節税はあるのでしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
サラリーマンにもできる節税、おすすめはこの2つ
質問者さんは、節税について知りたいのですね。
結論から言えば、サラリーマンにもできる節税はあります。
マイホームを購入した人が使える『住宅ローン控除』、医療費がたくさんかかったときに使える『医療費控除』など、サラリーマンでも使える節税はいろいろありますが、誰でもできるおすすめの節税は以下の2つです。
- ふるさと納税
- iDeCo
順に解説しますね。
サラリーマンにおすすめの節税方法①ふるさと納税
サラリーマンにおすすめの節税のひとつめは『ふるさと納税』です。
ふるさと納税とは、故郷や応援したい自治体に寄付できる制度のこと。
2千円の負担で食品や日用品などの返礼品をお得に受け取れます。
質問者さんの年収は約510万円ですので、質問者さんが独身または共働き世帯と仮定した場合、6万円分の返礼品を2千円の負担で受け取ることができます。
返礼品を選んだ際に6万円を支払いますが、お好きな返礼品を受け取った翌年の住民税と所得税が5万8千円分安くなるということです。
返礼品には、地域の名産品やトイレットペーパーなどの日用品までさまざまな品物があり、選ぶ楽しみもあります。
ふるさと納税を利用して、楽しく節税に挑戦してみてくださいね。
サラリーマンにおすすめの節税方法②iDeCo
サラリーマンにおすすめの節税のふたつめは『iDeCo(イデコ)』です。
iDeCoは、自分で老後資金を積み立てる私的年金制度のひとつ。
会社員であれば、毎月2万3千円、年額27万6千円を積み立てることができます。
そしてiDeCoで積み立てたお金は、全額が所得控除の対象になるのがポイント。
質問者さんの場合、年間27万6千円を積み立てると、所得税・住民税が8万2,800円軽減されます。
*……参考https://www.resonabank.co.jp/nenkin/ideco/column/tax-saving-simulation.html
iDeCoは投資商品が基本ですが、お金が減るリスクに抵抗があれば、元本が確保される元本確保型商品を選ぶこともできますよ。
老後資金を賢く貯めたいのであれば、iDeCoの活用を検討してみてくださいね。
まとめ
サラリーマンにおすすめの節税方法は『ふるさと納税』と『iDeCo」の2つ。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。