【リアル給与明細】50歳、設計職。余裕がない……。どう家計管理すべきですか?【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【50歳 設計職】

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sino
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2024.10.08

【リアル給与明細】50歳、設計職の場合

50歳、設計職の給与明細

プロフィール

50歳、男性
製造業の設計職

▼現状
仕事内容は、産業用機械の設計マネージャーとして工程管理や営業など。
労働時間は月160時間、残業は13時間程度。
ボーナスは90万円程度。

【相談内容】貯蓄にまわすお金がありません。家計管理について、良い方法があればアドバイスをいただきたいです。

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?

平均給与

質問者さんは、貯蓄にまわすお金がなくてお悩みなのですね。

ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。

質問者さんの現在の収入を年収換算すると約647万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の設計職の平均年収は約793万円です。

*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215884&stat_infid=000040163745&cycle_facet=tclass1&tclass4val=0

このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも低い水準と言えます。

不定期支出が貯蓄を圧迫?特別費の計上で余裕のある家計を実現しよう

質問者さんは、収入に不満がないものの、貯蓄に回せるお金がないことに悩んでおり、家計管理の方法を知りたいのですね。

もし「なぜかお金が足りなくなる」状況であれば、特別費の設定が見逃されていないかを確認してみましょう。

特別費とは、突発的な支出を指します。
例えば、家電の買い替え、冠婚葬祭、車の購入や修理、住宅の修繕など
発生時期や金額が予測しづらく、かつ金額が大きいことが多いため、月々の支出とは別に管理する必要があります

特別費に備えるには、家計簿アプリなどを使って過去1年間に発生した特別費を把握しましょう。
それを基に、次年度の特別費の予算を設定します。
過去のデータがない場合は、お給料の約2ヶ月分を特別費として計上しておくと安心です。

特別費の管理をしっかり行えば急な出費にも対応でき、安定した家計運営が可能になります。
気持ちの余裕も生まれるので、もし特別費の設定がまだであれば早めの対策がおすすめですよ。

まとめ

作業着姿の男性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの現在のお給料額は、平均よりも低い水準です。

・「なぜかお金が足りなくなる」状況であれば、特別費の設定が見逃されていないかを確認しましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

同年代の給与明細は……

【参考】49歳、男性/ITエンジニア出典:4yuuu.com

【参考】53歳、男性/システムエンジニア出典:4yuuu.com

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
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