【リアル給与明細】49歳、販売職の場合
プロフィール
49歳、男性
小売業の販売職
▼現状
仕事内容は、食品販売店での商品の品出し、発注納品、接客業務、棚卸し、掃除など。
労働時間は月157時間、残業は7時間程度。
ボーナスは10万円程度。
【相談内容】お給料が低く、満足していません。基本給の低さが昇給やボーナスにも影響を及ぼしていると思います。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、お給料額についてお悩みなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約223万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の販売店員の平均年収は約410万円です。
このことから、質問者さんのお給料は平均よりもかなり低い水準と言えそうです。
収入が低い職場での収入アップは難しい?
質問者さんは、基本給の低さが昇給やボーナスに影響を及ぼしているので改善したいとお考えなのですね。
基本給でお悩みの場合は、次のような解決策を検討してみましょう。
昇給交渉は効果が限られる
基本給を上げるために昇給交渉をすることは一つの手です。
しかし、質問者さんのお勤め先は、お給料が平均よりも187万円も低く、企業そのものが十分に利益を上げていないことが考えられます。
努力の末に昇給できたとしても、少額の改善に留まる可能性が。
大きなお給料アップは難しいと考えたほうが良さそうです。
転職を視野に入れる
平均よりもお給料が低い会社にお勤めの場合は、早めに転職を検討することをおすすめします。
品出しやレジ打ちなどのスキルは小売業全般で評価されるため、今よりも良い条件の求人を探すことが賢明です。
自宅近くの小売店の求人情報をこまめにチェックするなどして、少しずつ転職の準備を始めましょう。
副業で収入を増やす
もし転職に抵抗がある場合は、副業を考えてみましょう。
クラウドソーシングサービスや単発のアルバイトなど、隙間時間を活用して収入を得られる仕事が増えています。
たとえば、データ入力や軽作業などの専門的なスキルを必要としない仕事でも、月数万円の収入を増やすことが可能です。
平均よりお給料が低い会社であるなら、早めに転職を考えたり、副業で収入を補ったりすることが現実的な選択肢です。
無理のない範囲でより良い収入源を見つけることで、今後の生活に余裕が持てるようになりますよ。
まとめ
・質問者さんの給料額は、平均よりもかなり低めです。
・転職や副業を検討して収入アップをはかりましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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