【リアル給与明細】31歳、経理職の場合
プロフィール
31歳、女性
製造業 経理
▼現状
ボーナスは年間110万円。
労働時間は月153.4時間、残業はなし。
【相談内容】年齢のわりに給料が低いように感じます。将来のために投資を始めたいですのですが、知識がありません。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より低い水準
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の会計事務従事者の平均月給は31.6万円であるのに対し、質問者さんは約20.9万円と平均を10.7万円ほど下回っています。
勤続年数が1年とまだ短いからだとは思いますが、現在の基本給は低い傾向にあるようです。
一方で、質問者さんのボーナスは110万円と、平均の86.5万円を上回っています。
とはいえ、年収換算では平均より少なく、質問者さんの手取りが少ないと感じるのも無理はありません。
少額から始められる初心者向けの投資
質問者さんは、将来のために投資を始めたくても何を選べばよいか分からずお悩みのようです。
普段、お仕事や育児などでお忙しい方には、投資信託がおすすめですよ。
例えば、全世界株式の投資信託であれば、1つの銘柄に数千社の世界中の株式が含まれています。
運用はプロにおまかせするので、投資に時間をかける必要がありません。
NISAで運用すれば、利益が全額非課税でお得。
もちろん投資にはリスクもありますが、100円から始められるのでハードルが低く、初心者の方におすすめです。
固定費の削減で貯蓄率アップ
貯蓄を増やすには、収入を増やす以外に支出を減らす方法もあります。
特に、固定費の削減は効果的ですよ。
「保険料は払いすぎていないか」「格安SIMへの乗り換えは済んでいるか」「使わないサブスクを継続していないか」を確認してみましょう。
固定費を毎月1万円減らせれば、手取りが1万円増えたのと同じ効果が得られますよ。
まとめ
・初めての投資は、NISAで投資信託での運用がおすすめ。
・固定費の見直しで無理なく貯まりやすい家計に。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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