【リアル給与明細】43歳、営業企画職の場合
プロフィール
43歳、男性
大手電機メーカー 営業企画職
▼現状
ボーナスは年間200万円。
労働時間は月200時間、残業は月45時間程度。
【相談内容】残業代で稼いでいるので、残業がなくなったときが不安です。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
残業代に頼る生活から抜け出すには?
質問者さんは、残業が減ってしまったときのことを不安に感じていらっしゃるのですね。
結論から申し上げると、基本給アップを目指した昇給や転職をおすすめします。
なぜなら、働き方改革により残業時間は減少傾向にあり、質問者さんの手取りは減ることが予想できるからです。
残業が多い職場では身体的な負担が大きく、日常生活に支障をきたす可能性もあります。
残業時間と基本給のバランスに注意して、希望にあった会社を選びましょう。
残業代で稼ぐにはこれから限界が来そう
働き方改革で大手企業を中心に残業時間を減らす努力が進められているため、今後、残業は縮小傾向にあると見込めます。
質問者さんの場合、残業時間は月45時間と労働基準法に定められた上限時間です。
40〜44歳の企画事務職の平均である13時間と比較しても、大幅に多いことがわかります。
残業代で生活が成り立っている場合は、今のうちに対策しておくべきでしょう。
残業に頼る生活は不安定、基本給アップを考えて
まずは、基本給を上げることを考えましょう。
残業代に頼った生活では、残業が減ってしまったときに収入が減り、不安定だからです。
40〜44歳の企画事務職の平均月給が約41万円であるのに対し、質問者さんの月給は34万円と、約7万円低いのが現状です。
今の会社で昇給を目指すか、基本給の高い会社への転職を検討しましょう。
転職する際は、エージェントを利用すると、希望にあった求人に出会う確率がアップしますよ。
支出を見直して手元のお金を増やす方法もある
手元に残るお金を増やすには、支出の見直しも大切です。
毎月一定の金額の支払いがある、「固定費」の削減が効果的ですよ。
具体的には、保険料・スマホ代・サブスク代、光熱費などです。
例えば、月1万円減らせた場合、手取りが1万円増えたのと同じ効果が得られます。
転職や昇給での収入アップよりもハードルが低く、すぐに取り組むことができますよ。
まとめ
・残業代に頼りすぎは不安。昇給か転職で基本給アップを目指して。
・支出の見直しで手取りアップと同じ効果が得られます。
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