【リアル給与明細】44歳、プロジェクトマネージャー。みなし残業がキツイです……。【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【44歳 ITシステム開発プロジェクトマネージャー】

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mako
mako
2024.05.21

【リアル給与明細】44歳、ITシステム開発 プロジェクトマネージャーの場合

給与明細

プロフィール

44歳 男性
ITシステム開発のプロジェクトマネージャー

▼現状
現職1年目。
労働時間は月210時間、残業は月50時間程度。
ボーナスは年250万円程度。
年収換算は約704万円。

【相談内容】みなし残業制でいくら働いてもお金になりません......。コンサルへの転職を検討中です。

解説するのは……

 

◆mako

ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
銀行員として7年間務めていました。事務や営業を幅広く経験し、金融・お金に関するアドバイスを得意としています。

プロジェクトマネージャーとITコンサルの年収を比較!

プロジェクトマネージャーとして、責任ある立場で働いていらっしゃる質問者さん。
土日も関係なく、みなし残業で働いていらっしゃるということで、大変なお仕事をしていらっしゃいますね。

そんな中、プロジェクトマネージャーからITコンサルタントへの転職を検討しているとのことです。

では、まずはプロジェクトマネージャーとコンサルタントの年収を比較していきましょう。

プロジェクトマネージャーの平均年収は約891万円

*……参考https://doda-x.jp/article/5464/

一方、ITコンサルタントの平均年収は約928万円

*……参考https://www.executive-link.co.jp/column/4788/

どちらも会社員・フリーランス両方の年収が含まれた平均です。
比較すると、コンサルタントの方が年収が高い傾向にあります。

また、プロジェクトマネージャーから、開発の上流工程に関わるコンサルタントへのキャリアパスも業界では多く見られるようです。

転職する際に大切にしたい考え

実際に転職を考える際に大切にするべきことは「働き方の違い」です。

プロジェクトマネージャーは主にプロジェクトの中身の企画や進行管理などを行いますが、コンサルタントは経営の視点から課題解決の支援を行います。

つまり、両者では働く立場や視座がかなり異なってくるのです。

コンサルタントへの転職では、経営戦略に関わる仕事として、現在の仕事とは違う視点で仕事をする必要があります。

そういった違いを考慮したうえで自分に合った働き方を選択することが、転職の満足度を上げることにつながるでしょう。

フリーランスという道

会社員ではなく、フリーランスとして働く選択肢もあります。

先ほどの平均年収の中には、フリーランスの年収も含まれます。
会社員とフリーランスでは、同じ職種でもフリーランスの方が年収が高い傾向にあります。

「自身の裁量で働きたい」「できるだけ高い年収を得たい」などの希望があれば、フリーランスとして独立するのも一つの選択でしょう。

例えば、コンサルタントの働き方よりプロジェクトマネージャーとしての働き方が合っていると感じていれば、フリーランスのプロジェクトマネージャーとして高い年収を得ることも可能です。

このとき、フリーランスは社会保険の支払いや確定申告について自身で行う必要があること、会社員のような福利厚生制度がないことなどのデメリットも考慮する必要があります。

転職やキャリアチェンジ、独立......選択肢は多い!自分に合った選択を

以上のように、質問者さんの現在のキャリアから取れる選択肢はたくさんありそうですね。

しかし、IT業界で責任ある立場として働く以上、職種や働き方が変わっても激務になる可能性が高いです。

「体力的に厳しい」との気持ちもあるかと思いますので、できるだけご自身の資質に合った働き方を選ぶことが重要でしょう。

ぜひ一度、これまでの働き方やご自身のことを振り返って検討してみてくださいね。

まとめ

・プロジェクトマネージャーよりも、転職を検討しているコンサルタントの方が給与は高い傾向。

・職種を変えなくても、フリーランスとして独立して高い年収を得る選択肢もある。

・職種や働き方を変えるときは、自身の資質に合った働き方を検討して、満足度の高い転職を!

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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mako

元銀行員。勤めていた7年間で事務や営業を幅広く経験し、金融・お金に関する知見を得ました!
現在は新たに食・栄養の道に進むため、大学に入り直して栄養学を学んでいます。
【保有資格】
FP2級、簿記3級、秘書検定2級
食生活アドバイザー2級