片付いたクローゼット

子どもの自立を促す!クローゼット整理術【整理収納アドバイザー直伝】

Baby&Kids / Life style

小学生の子どものクローゼット収納。気が付いたら洋服だけでなく、使わなくなった教科書や持ち帰った作品、思い出のおもちゃであふれていませんか?
今回は、子どもが1人でも管理できる「クローゼットの整理収納のコツ」についてお伝えします。

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学童期にため込みやすいモノ①もう使わない教科書やプリント

もう使わない教科書やプリント

去年の教科書やドリル、授業で使ったプリント。
「いつか復習するかも」「学校からは大切に保管しましょうって言われたし……」と、いつまでもとっておいていませんか?

実は教科書やプリントは、進級すると使わないことがほとんどです。
インターネットが普及している昨今では、無料のドリルを必要なときにダウンロードすることもできます。
教科書やプリントはかなりかさばり重くなるので、今使っていなければ思い切って処分しましょう。

学童期にため込みやすいモノ②持ち帰ってきた作品

持ち帰ってきた作品

図工の時間に作った立体作品や絵。
子どもが一生懸命作った作品を捨ててしまうのは心苦しいですよね。

おすすめは、持ち帰ってきたら子どもと一緒に写真に収めること。
その後、子どもの希望があれば玄関やリビングに飾り、ワンシーズン過ぎたら処分します。

飾る場所や期間を決めておくと、散らからず、気持ち的に処分もしやすいですよ。

学童期にため込みやすいモノ③サイズアウトした服

サイズアウトした服

どんどん身体が大きくなるこの時期。
着られなくなった服のうち、シミや毛玉等で傷んでいるものは処分しましょう。
下の子や知り合いへのお下がりにしたい子ども服は、洗濯をしてからお下がりボックスへ。
「このボックスに入るだけ」と量を決めておき、入りきらない分は手放します。

サイズアウトした子ども服をメルカリで売ることもできますが、出品して売れないとずっと保管しておかなければならないので、出品ルールを決めておくことがおすすめ。

ブランド物の服、もしくはまとめ売りできるものは売れやすいので、選んで出品するようにすれば手元に残りにくいですよ。

学童期にため込みやすいモノ④趣味のモノ・おもちゃ

趣味のモノ、おもちゃ

小さな頃に好きだったぬいぐるみや、よく遊んだブロック。
思い出があるものは、なかなか処分しにくいですよね。

でもこの時期、好きなモノや興味のあるモノはどんどん変わっていきます。
捨てられないモノは、箱を用意して「ここに入るだけ」と決めて保管するとよいですよ。
1年ごとに「本当に手元に置いておきたいのか」を子ども自身にチェックしてもらいましょう。

実際に片づけてみた!ビフォーアフターを公開

片付ける前のクローゼット

Before

小学6年生の女の子のクローゼットです。
ハンガーパイプには、サイズアウトした服や、姉からお下がりとして回ってきた洋服がたくさんかけられていて、引き出しもパンパン。
行き場のない洋服たちが床や引き出しの上に散乱している状態です。

さらに学校で使うモノや幼少期に使っていたおもちゃが無造作に置いてあり、何がどこにあるのか分からずいつも探し物をしていました。

片付けた後のクローゼット

After

姉からのお下がりの中で、好みの合わないモノは思い切って手放すことに。
洋服以外の使っていないモノ、今後も使わないであろうモノは処分しました。
パンパンになっていた引き出しの中身を全部出してみると、子どもながらに「こんなにあったのか」「使わないのに持っていたなんてもったいないな」と実感がわいたようです。

「いるかいらないか」ではなく「使うか使わないか」で区別すると、本人も親もすんなり手放すことができます。

収納スペースにゆとりができたので、部屋に置いていた本棚をクローゼット内に移動しました。
部屋が広く使えるようになり、「漫画をゆっくり読める秘密基地が欲しかった」というひそかなニーズも叶えられたようです。

整理収納で実現する子どもの自立

モノの持ち方を親子で見直すことによって、子どもの意識が変わります。
今までは親が担っていた片付けも、モノを減らし、子ども自身が片付けやすい仕組みを作ることによって、自分から片付けるようになりますよ。
限られた空間でも新たな収納スペースを生み出せるので、まずはため込みやすいモノからチェックしてみてくださいね!

福島レイナ

◆整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター / 福島レイナ

子どもの頃から部屋の模様替えが好きで、大学では環境心理学を専攻。空間が人に与える心理的影響について学ぶ。
大学卒業後はキッチンのショールームでアドバイザーとして勤務。新築・リフォームのプランニングや展示会のナレーター、セミナー講師等も務める。
子育てのため退職してからは、自分と家族に使いやすい収納・動線を日々研究中。
4人の子どものママ。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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