クーラーの電気代節約術①こまめなオン・オフより、つけっぱなしが◎
電気代を節約するために、クーラーはつけっぱなしにした方がよいのか、こまめにオン・オフした方がよいのか……といった議論が最近されていますが、実際のところはどうなのでしょうか?これについてはクーラーがどんなときに消費電力が高くなるのかを考えると分かりやすいです。
クーラーは、設定温度になるまで室内の温度を下げている間が一番電気代がかかるといわれています。少し外出している間にクーラーを切ってしまうと、また帰ってきて暑くなった部屋を冷やすために電気代をかけてしまうことに。よって、買い物など少しのお出かけならクーラーをつけっぱなしにしていた方が節電になります。
とはいえ、24時間クーラーをつけっぱなしにするのはもったいないですよね。クーラーは、昼間の外気温と設定温度の差が大きいときが一番電気代が高くなるので、日中部屋にいる場合はつけっぱなしにして、朝から夕方までずっと外出するようなら昼間は消しておいたほうが節約といえそうです。
クーラーの電気代節約術②弱運転よりも自動運転
クーラーの電気代は弱運転にしていた方がなんとなく節約になるイメージがありますが、実はそうとも言い切れないんです!
先程の説明で、クーラーは設定温度になるまでが一番電気代がかかるとご紹介しましたが、弱運転にしてしまうと設定温度になるまでの時間がかかって逆に電気代がかかることもあります。
自動運転とは、最初に一気に設定温度まで室温を下げたら、その後は自動で弱運転や送風運転で室内温度を保ってくれる機能です。効率的に自動で調節してくれるのでぜひ活用しましょう。つけっぱなしにするときも自動運転がおすすめです。
クーラーの電気代節約術③理想の温度は26~28℃
クーラーで室内をあまり冷やしてしまうと体にも悪いため、大体26〜28℃が良いといわれていますが、これは電気代に関しても同じこと!
冷房の温度は、1℃高めに設定ごとに約10%の節電効果があります。クーラーの温度を低めにして弱運転するよりは、クーラーの温度を少し高めにして自動運転が節約になります。
また、一時的に風量を強くすることで体感温度を下げることもできます。設定温度を下げるよりも節電効果は高いので試してみましょう。
クーラーの電気代節約術④上向き&扇風機で冷気を循環させる
風向きも電気代を節約するために意識しておきたいポイントです。
クーラーから出る冷たい空気は部屋の下に溜まる性質があります。そのままだと足元は寒いのに体は暑く感じてしまうため、空気を循環させる必要があります。
クーラーのスイング機能も便利ですが、それだけだとなかなか冷えにくいことも……。おすすめは、風向きを上向きにして天井に冷風が当たるようにすると、空気を循環させることができます。さらに扇風機を併用すれば、温度を上げても冷気が全体的に循環されて体全体が涼しく感じられるので節電効果もバッチリです。
クーラーの電気代節約術⑤2週間に1回フィルターの掃除をする
ついつい忘れてしまいがちなクーラーのフィルター掃除ですが、電気代を節約するためには忘れずにやっておきたいことです。
ホコリ等の汚れでフィルターが目詰まりしてしまうと、冷気が外に出ていかず、部屋を冷やすのに余分に電気代を消費してしまいます!
毎日掃除は大変なので、2週間に1回の目安でOK。忘れないように、カレンダーにメモしておくと良いですね♪
クーラーの電気代節約術⑥外から帰ってきたら、クーラーよりも先に換気をしよう
熱がこもったままの部屋でクーラーをつけるときが一番電気代がかかると説明しましたが、少しでも空気を循環させて温度を下げた状態にするために、クーラーをつける前に窓を開けて換気をすることで節約効果が高まります。
換気の方法は、風が入ってくる方の窓とその対角線上にある窓を開けることで風の通り道ができて早く換気ができます。その際に、扇風機を使うと天井付近にたまっている暑い空気が外に流れるのでより効率的です!
ある程度換気をしてからクーラーをつければ、いつもよりも電気代を節約して稼働させることができますよ。
クーラーの電気代節約術⑦室外機は日陰&風通し良くする
一見室内の温度には関係なさそうなクーラーの室外機ですが、室外機に日光が当たっていたり、室外機の上に植木鉢など物があふれていたりするのは要注意。クーラーから吐き出す熱気がうまく逃がせなくなるので、電気代が余計かかってしまいます。
庭やベランダをおしゃれに見せようと、DIYなどで室外機を囲ってリメイクされている方も多いですが、室外機の吹き出し口をふさいでしまうのはNGなので注意しましょう。日陰を作る場合は、室外機から離れたところで屋根や庇で影を作ってあげるのが節約の点ではおすすめです。
とはいえ、マンションのベランダなどで室外機のすぐ前が壁になっている場合は、空間を作ることが難しいですよね。そんなときは、壁と室外機の吹出口の間に斜めに板を立てかけましょう。こうすることで、室外機から排気された熱が板に当たって反射し、上空に逃げやすくなりますよ。
クーラーの電気代節約術⑧遮光カーテンやグリーンカーテンで日差し対策
クーラーの電気代を節電するために一番有効なのは、室内の温度をなるべく上げないようにすること。そのためには、遮光カーテンやすだれなどを活用して少しでも日差しを遮り、窓から入る熱い空気が侵入するのを防ぐことが大切です。
また、最近注目されているのがグリーンカーテン!窓辺に葉っぱを覆うことで見た目が涼しくなり、実際に周囲の気温や室温を下げる効果も期待できます。植物や野菜を育てる楽しむもあるので、節電対策とあわせてぜひチャレンジしてみましょう♪
クーラーの電気代節約術⑨便利グッズを活用しよう♪
「電気代を節約したい」「風が当たりすぎて体が痛くなる」などクーラーの悩みを解決してくれるような便利グッズもいろいろ登場しているので、活用してみるも手です。
例えばこちらの、クーラーの吹き出し口に付けることで空気が循環されるプロペラ「エココプター」という商品。
エアコンの直撃風をファンで拡散してくれるので、冷暖房の温度ムラをかくはんし、空調効果が向上します。クチコミでは、設定温度を上げても快適になったという声も。
使い方はクーラーに取り付けるだけで、ファンは風力で動くので電気代は一切かかりません。見た目もクルクル回って楽しいので子供も喜びそうですね♪
家庭用エアコン風よけ&省エネ対策、 エココプター・1号D[ECOCO-1D]
¥4,670
クーラーの電気代節約術をご紹介しましたが、みなさんはいくつ知っていましたか?地球温暖化により、年々日本の夏は猛暑が増えて暑くなる一方なので、少しでも電気代を節約するためにこうした工夫が大切になります。
節電することで節約になるのはもちろんですが、環境の面でもエコになって一石二鳥♪
どれもすぐに実践できることばかりなので、心も体も快適に過ごせるように、ご紹介した節電テクニックを試してみてくださいね。
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