▶︎「兄弟は永遠のライバル」って本当！？
親としては兄弟仲良く育って欲しいと考えますが、その思いとは裏腹に、毎日喧嘩ばかり……という時期もありますよね。
兄弟は、親からの愛情を分け合わなくてはならない相手なので、一番身近な存在でありながら、ライバルでもあります。
自分が幼い時を思い起こしてみると、納得できる部分があるのではないでしょうか。
特に双子や年子のように年齢が近かったり、同性の兄弟である場合、ライバル意識が強い傾向にあります。
大人になるにつれ、環境や価値観に違いが出てくるので、ライバル意識は薄まる傾向にありますが、幼少期や思春期は喧嘩が絶えないことも。
ライバル意識があることは、一概に悪いとは言えませんが、ありすぎも困りもの。
兄弟間で程良いライバル関係を保てるよう、親が少しだけ言動や行動に気を配ってあげると良さそうです。
兄弟仲にも影響する《幼少期の親の対応》①なるべく同じ分野で争わせない
2人以上の兄弟がいる場合、できる子は、親の期待を背負ってプレッシャーを感じてしまいがち。
一方、できの悪い子は、「どうせ私なんて、僕なんて……。」と自分を卑下してしまいがちです。
精神的に強ければ、このようなことはさほど大きな問題にはなりませんが、往々にして兄弟関係を悪化させる原因となります。
このときに親が心がけたい対応としては、兄弟それぞれの長所を伸ばしてあげること。
同じ分野で戦わせるのは、精神面が発達してからでも良さそうですね。
兄弟間で出来不出来を比較するのではなく、何か別の得意分野を探してあげることで、それぞれが生き生きと輝けることでしょう♡
兄弟仲にも影響する《幼少期の親の対応》②上の子を大切にする姿勢を見せる
下の子は、上の子を見て育っているので、要領が良く、機転が利く子が多いと言われています。
それは、上の子に手をかける親が多く、下の子は手をかけられないまま勝手に育った……という理由からかもしれません。
これを心配する親もいますが、大丈夫。下の子は、「私は妹だから、僕は弟だから、仕方がない」と思って我慢ができるからです。
それよりも、上の子をないがしろにすることの方が問題です。
なるべく兄弟を平等に育てるためには、上の子をお兄さん、お姉さん扱いして尊重してあげましょう。
特に幼少期は、下の子に何かと手がかかるので、意識的に上の子に構うことで、平等に扱う姿勢を見せてあげたいですね♡
兄弟仲にも影響する《幼少期の親の対応》③上の子にプレッシャーをかけすぎない
「あなたは、お姉さんなのだからね！」「お兄さんだから、それくらいできるでしょう！」といったセリフを言ってしまうことも、ありますよね。
でも上の子は、好きでお姉さんやお兄さんになったわけではありません。親のエゴでこのようなセリフを多用するのは、考えもの。
言葉にしなくとも、上の子は十分に理解をしていますし、我慢もしています。
表面的には黙って親の言うことを聞く“良い子”に見えても、心中は穏やかではないことを頭の片隅に入れておきましょう。
赤ちゃん返りをしたり、親が見ていないところで下の子をいじめたりするのは、ストレスがたまっているからです。
上の子は、親に優しくされ、精神的充足感を得て初めて、下の子に優しくできるもの。このことを意識し、上の子に接するよう心がけましょう♡
兄弟仲にも影響する《幼少期の親の対応》④兄弟の性格を尊重し合える環境を作る
下の子は要領が良いけれど、上の子はおっとりしている……というケースは多いもの。
何でもそつなくこなす下の子に比べ、のんびりしている上の子へのもどかしさから、「お姉さん(お兄さん)は本当にダメねぇ。それに比べて、あなたは何をするのも早い！」などと言いたくなることもありますが、なるべく避けましょう。
それでなくても下の子は、上の子が叱られている様子をいつも見ているので、お姉さんやお兄さんを敬わなくなる時期が訪れます。
それに親が加担してしまっては、上の子は悲しくなってしまいます。
人間は、ひとりひとり性格や性質が異なるので、兄弟間で互いを敬い、尊重し合える関係作りに力を貸してあげましょう♡
兄弟で助け合って、仲良く育っていって欲しいと願うのが親心。
だからこそ、幼少期からの親の対応も大事なのですね♡
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