あなたはどのタイプ?
性格別に考える金融商品を選ぶポイント
金融商品を選ぶ時には、資金の用途や使う予定の時期に合ったものを選ぶことが大切です。
そして、もうひとつ重視したいのが、「自分の性格」に合ったものを選ぶこと。
大きく3つのタイプに分けて、それぞれの性格に合った金融商品の選び方のコツを、2回に分けてお伝えします。
これから投資をしようと考えた時に、あなたの気持ちに一番近いのはどれですか?
1 値下がりはとっても不安。そんなに値上がりしなくてもいいから、あまり値下がりしない商品がいい。
2 多少の値下がりは大丈夫。だけど、価格やニュースを細かくチェックするのは苦手。
3 値下がりの可能性は納得済み。せっかくだから、しっかり勉強して投資を楽しみたい。
いかがでしたか?
1を選んだあなたは「ちょっぴり心配性なおっとりママ」
2を選んだあなたは「面倒なのはイヤ!ざっくりママ」
3を選んだあなたは「やるからには楽しみたい!わくわくママ」
では、それぞれのタイプに合った金融商品の選び方のコツを見てみましょう。
ちょっぴり心配性な《おっとりママ》にオススメの投資・金融商品は?
1を選んだママは、ちょっぴり心配性のタイプ。「投資は初めて」というママも多いのでは?
この超低金利時代に、「普通預金に預けっぱなしでいいのかな?」と思いつつ、「買った金融商品が値下がりしたらどうしよう」と不安に思っているかもしれませんね。
そんな、ちょっぴり心配性のおっとりママにオススメなのは、利回りよりも安心度を重視した金融商品です。
「債券」は、金融商品の中でも比較的値動きが小さく、また、債券を発行している主体(国や企業など)をしっかり確認すれば、安心度が高く、預金よりも金利の高い商品もあります。
例えば、国が発行している債券である「国債」は、国が、年2回の利息と満期時の元本を保証しています。
その中でも「個人向け国債」は、買ってから1年以上経てば、いつでも元本割れせずに売却することができます。
2017年7月現在の都市銀行の普通預金金利が0.001%であるのに対して、個人向け国債の金利は0.05%です。
個人向け国債には、満期まで金利が変わらない3年満期、5年満期のタイプと、半年に一度金利を見直す10年満期タイプの商品があるので、お金を使う時期などに合わせて選べますね。
少しずつ積み立てていきたいなら、投資信託もオススメです。
「バランスファンド」と呼ばれる投資信託は、債券や株式、場合によっては外国の商品なども組み入れて、全体のバランスを考えながら運用している商品です。
値動きが不安なら、株式や外国の商品の比率が低いものを選ぶと、値動きは小さくなります。
投資信託を選ぶときのポイントは、手数料(特に保有期間中にかかる信託報酬)が低いことと、分配金(利益の配分)。
分配金がないタイプを選ぶと、より効率的にお金を増やすことができますよ。
証券会社によっては、毎月100円から積み立てができるところもあります。100円であれば、そんなに不安を感じずに始められそうですね。
性格タイプ別に、金融商品選択のポイントをご紹介する前編をお届けしました。
次回は、「面倒なのはイヤ!ざっくりママ」、「やるからには楽しみたい!わくわくママ」に合った金融商品の選び方をお伝えします。お楽しみに!
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