中学校の「モンスターママ」は部活関係に多い……?
小学校と中学校のモンスターママの違いは、それぞれ怒りの対象になるターゲットにあります。
中学校では、クラス担任よりも、夏休みなどの長期休暇中や土日も接点がある、部活動の顧問(またはコーチ)の先生がターゲットにされるケースが多いようです。
特に、積極的に活動するバレーボールやバスケットボールなどの運動部、吹奏楽部では、たびたび部員のママがクレームをつけることもあるのだとか……。
中学校のモンスターママ①怖い先輩を黙らせる下級生のママ
中学校の部活動で、運動部へ入部した新入生が最初に覚えることは、技術の習得よりも礼儀や雑用です。上下関係が激しい点も、変わっていません。
最初の1年間は、ボールや用具の管理、グラウンドの整備などの雑用を当番制で行います。
先輩が、当番のときに手を抜いた下級生を見かけて注意をしたところ、数日後に下級生のママから顧問の先生へ、
「うちの娘が○○先輩に怒られた」
と、一方的に連絡がきたそう。
その後、顧問の先生はモンスターママに配慮をして、注意をした先輩へ、下級生をあまり注意をしないようアドバイスをしたのだそうです。
中学校のモンスターママ②試合のレギュラーを取りたがるママ
バレーボールやバスケットのようなチーム制の運動部は、1学年で7人以上の部員がいると、誰かしらがスタメンに入ることができず、補欠に回されます。
ママが子どもの状況を把握せず、顧問へ「今度の試合はスタートから出して欲しい」とお願いするような場合もあるようです。
このケースでは、あまりにもモンスターママがしつこいので、顧問がその子どもを試合に出させたところ、試合の結果は想像のとおり。大きく負けてしまったそうです。
中学校のモンスターママ③子どものポジションにクレームするママ
文化系の部活動の中でも存在感があり、人気の吹奏楽部。
配置と音色が目立つクラリネットやフルート、トランペットなどは、時代を問わず人気のパートです。
吹奏楽部は、各楽器のバランスと欠員の都合上、どうしても第一希望のパートになれない部員もいます。
フルートを第一希望にしていた女子部員が、楽器の中でも縁の下の力持ち的存在であるトロンボーンを任されたことを聞きつけて、ママが顧問の先生へ、娘のフルートへの配置換えをお願いしたという話もありました。
中学校でも、モンスターママは存在しています。
子どもの意志や、大人としての中立的な目線を忘れて勝手にママがクレームをつけてしまうと、子どもの人間関係にも影響を及ぼしてしまうかもしれません。
子どもには、周りの友だちや先輩・後輩、先生たちと楽しく充実した学生生活を送って欲しいですよね。
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