猫と赤ちゃんが同居する際の注意ポイント①トキソプラズマ感染症
猫と赤ちゃんの同居で、感染を心配する人も多い「トキソプラズマ」。寄生性原生生物(原虫)の一種です。
猫が終宿主と言われ、悪者扱いされることが多いのも事実。
でも、生肉や土、ハエなどから感染する方が、実際は多いのだそう。
これから妊娠する予定があるという方は、まずはトキソプラズマの検査を受けてみましょう。
妊婦さんがトキソプラズマに感染すると、胎盤を通して胎児も感染してしまい、先天性のトキソプラズマ感染症になってしまう可能性があるからです。
妊娠の半年前以上に感染していたとしたら、すでに抗体ができているので安心なのだそう。
万が一、検査で陰性になってしまった場合、飼い猫も抗体価検査を受けてみましょう。
猫が陽性の場合には、猫との密接な接触は避けるようにしたいですね。
陰性の場合には、猫を室内飼いにして、土いじりなどの際には十分な手洗いをすることが大切です。
猫が陽性であったとしても、トイレを片付ける際にゴム手袋をして、片付けた後に十分な手洗いをしたり、食べ物を口移ししないなど、普段から気をつけていれば、感染する可能性は低くなります。
猫と赤ちゃんが同居する際の注意ポイント②アレルギーと衛生面
猫アレルギーの方が周りにいると、赤ちゃんが猫と一緒にいるのは危険に感じてしまいますよね。
しかし、小さな頃から動物と暮らしている家庭の子どもは、逆にアレルギーにならないという研究結果もあるんだとか。
猫アレルギーの原因は、“猫の毛”ではなく、“猫のフケ・唾液”なのだそう。
誤解されやすいですが、毛が短い猫はアレルギーにならない、というのは間違いなんです。
アレルギー対策としては、こまめに掃除をする&空気清浄機を使うのが一番。
抜け毛や唾液を残さず、ハウスダストをすっきりとさせることがポイントですよ♪
猫と赤ちゃんが同居する際の注意ポイント③インテリア
赤ちゃんと猫の同居では、赤ちゃんも猫も快適に過ごせるように、インテリアにも工夫をしておきたいもの。
・飼い猫が出入り禁止の場所を作る
・室内飼いにする場合には、猫が運動できる専用の場所を作る
・壊れやすい小物を上に置かない
などの点を見直してみましょう。
また、猫用のノミ・ダニを寄せ付けないベッドなど、インテリアと合わせて活用してみるのもおすすめです♪
猫と赤ちゃんが同居する際の注意ポイント④どのように仲良くしてもらう?
産後、はじめて赤ちゃんがママと一緒に家に入る時には、できれば赤ちゃんを別の人に抱っこしてもらうのがおすすめです。
飼い猫がママに飛びついて、赤ちゃんが怪我をしてしまうことを避けたいからです。
また、猫のそばに、あらかじめ赤ちゃんのスタイやおしゃぶり、タオルなどを置いて匂いに慣れさせたり、赤ちゃんの声を聞かせておいたりすることも、猫が赤ちゃんと仲良くするために必要な準備。
最初は警戒心を持つかもしれませんが、そのうち慣れて、実際に赤ちゃんが家にくる日も落ち着いていられることでしょう。
ハイハイやつかまり立ちができるようになると、赤ちゃんは、何でも口に入れて確認したり、物を握る力にも手加減なしの時期に。
つかんで口に入れようと、猫のしっぽや耳をぎゅーっとしてしまう可能性もあります。
猫の反射攻撃にあってしまうことを考えて、赤ちゃんと猫が側にいる際には、大人が注意して見守りましょう。
猫と赤ちゃんが同居する時に注意したいポイントについて、ご紹介しました。
ルールさえ決めておけば、猫と赤ちゃんの同居も安心できそうですね!
家族の一員の“猫”も一緒に、子育てを見守ってくれるはず♡
ぜひ、猫との同居の参考にしてみてくださいね。
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