まずは水はけが悪くなる原因をチェック!

改善の方法を決める前に、なぜ水はけが悪いのかを確かめておきましょう。
原因としてよくいわれているのが、粘土質の土です。
粘土質の土は土の粒子が細かいため、雨水が下へ浸透しにくくなります。
粘土質の見分け方は簡単!
少し湿った土を手でギュッと握ってみてください。ねっとりと団子になってなかなか崩れない場合は、粘土質の傾向がありそうです。
そして、もうひとつ原因として多いのが、土の踏み固めです。
人が何度も歩いた場所は、土がぎゅっと締まって水を通しにくくなります。
雨がやんでから半日ほどで乾く場所と、翌日まで湿っている場所。
この違いを覚えておくと、手を加える優先順位が見えてきますよ。
①うねを高くして、根を水から守る

手軽にできて、植物への効果を感じやすいのが、うねを高くする方法です。
ただし、うねを高くしても庭全体の水はけが良くなるわけではありません。
通路にはこれまでどおり水が溜まりますが、うねに植えられた植物に限っては、根が水に浸るのを避けられます。
そして、うねを高くする利点はもうひとつ!
うねをつくるときは、表面の土を寄せて盛り上げますよね。
水はけの悪い場所では、下の層ほど土が固く締まっていることが多いもの。それに比べて、比較的やわらかい表土が集まったうねは、根がのびやすい状態になるんです。
うねの高さは20〜30cmほどあると安心ですが、盛り上げる作業はなかなかの重労働。
低めでも、しないよりはずっと効果を期待できるでしょう。
②通路と植える場所をきちんと分ける

意外と見落とされがちなのが、歩く場所の問題です。
土は踏まれるほど固くなっていきます。
植えている場所の上を歩いてしまうと、せっかくやわらかくした土がまた締まってしまうんです。
そこで、歩く道と植える場所をはっきり分けましょう。
通路を決めておけば、植物のまわりの土はふかふかの状態を保てます。
家庭菜園でも花壇でも、この区切りをつくるだけで土の状態がぐっと変わりますよ。
③落ち葉や堆肥を入れて、土をふかふかにする

土そのものを変えていく方法もおすすめです。
落ち葉や完熟した堆肥などの有機物を土に混ぜ込むと、土の粒がまとまって隙間ができやすくなります。
この隙間が、水や空気の通り道になってくれるわけです。
ただし、土そのものを変えるのは時間がかかります。
1回入れて終わりではなく、毎年少しずつ続けることが大切です。
そこで、より手軽なのが刈った草を土の上に敷いておく方法です。
むき出しの地面では、雨粒が直接当たることで表面がたたき締められてしまいます。
草で覆っておけば土が固くなるのを防げますし、敷いた草はやがて土に還って有機物にもなってくれますよ。
なお、草の根も土をやわらかくする働きがあるといわれています。
草をすべて抜いてしまうより、ある程度残しておくほうが土にはやさしいのかもしれません。
④水の逃げ道をつくる

畑では、低い方へ向かって浅い溝を掘り、水を流す方法がよく使われます。
もちろん、庭でも同じ方法を取り入れるのは可能です。
ですが、流した水の行き先には注意が必要になります。
庭は平らにならされていることが多く、水を逃がす先が見つからないケースも少なくありません。
その場合は、鉢やプランターをレンガなどで少し持ち上げておくと、底に水が溜まりにくくなりますよ。
できるところから試してみて!
水はけの改善は、一度に全部やろうとすると大変です。まずは原因を見極めて、うねを高くするところから始めてみてはいかがでしょうか。
土づくりは時間がかかりますが、続けた分だけ庭は応えてくれますよ。
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