【リアル給与明細】46歳、研究開発職の場合
プロフィール
46歳、男性
食品製造業、研究開発職
▼現状
仕事内容:自社商品の開発・品質管理、営業用資料の作成
ボーナス:年間80万円
労働時間:月152時間、残業はなし
資産:株1.5億円、金1億円、現金500万
毎月の支出:48万円(生活費15万円、住宅ローン13万円、趣味10万円)
妻は正社員(年収500万円)、子どもは1人(成人)。
【相談内容】50歳で早期退職し、生活水準を変えずに暮らせそうですか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
FIREするにはいくら必要?
質問者さんは、4年後の50歳でFIRE(早期リタイア)を考えているのですね。
一般的に、FIREを実現するには「年間の支出の25倍」の資産を貯めることが目安とされています。
その資産を年利4%で運用できていれば、元本を取り崩すことなく生活できますよ。
質問者さんの場合、年間の支出は576万円で、その25倍は1億4,400万円です。
現在の資産の総額は2億5,500万円のため、FIREは十分可能だと思います。
趣味の熱帯魚や釣りもしながら、今の生活水準を下げずに暮らしていけそうですよ。
質問者さんの収入は平均より低いものの、ライフバランスのとりやすい職場
厚生労働省の調査によると、45〜49歳の研究職の年収は約877万円*です。
質問者さんの年収は760万円と平均より低いものの、残業がなくワークライフバランスのとれた環境のようです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
貯蓄も十分されており、万一の出費に備えて現金も確保されています。
40代既婚世帯の貯蓄の平均値は889万円で、中央値は220万円*です。
質問者さんの資産は2億5,500万円と中央値の約115倍です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
仕事とプライベートのバランスをとりながら、今後も理想のFIREを目指して資産運用を頑張ってくださいね。
まとめ
・資産が年間の支出の25倍あればFIRE可能。
・資産を運用しながら「4%ルール」で取り崩せば、元本を取り崩さず生活できる。
・質問者さんの収入は平均より低いものの、残業がなくワークライフバランスのとれた環境。
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