ラウンジのお客様あるある①自分の年齢を当てさせるなどの質問をしてくる
誰しも一度は経験したことがあるであろう「何歳に見える?」という質問。
夜のお店でも初対面のお客様が高確率でしてくる質問でもあるので、わたしももちろん対策済みでした。
明らかにおじさんの場合は見た目マイナス10歳ぐらい、若そうな場合は20代後半〜30代前半と答えておく。
それが当時のマイルール、気分良く楽しく飲んでもらうのがお仕事ですから。
記憶に残っているのが、茶髪で薄毛の不健康そうな男性。個人経営のアパレル店をやっていそうな推定48〜50歳。
「オレいくつに見える?」
「うーん、センスが尖ってるから難しいですね、38歳ぐらいですか?」
「アホか!シバいたろか」
難しい………もっと若かったのでしょうか、不機嫌にさせてしまいました。
他にもお客が必ず聞くけど意味のない質問、それが「彼氏いるの?」でした。
正直に「彼氏いますよ」と答える水商売女性はいません。「いないんですよー、絶賛募集中です」としか返ってこない、答えの決まっている無意味な質問です。
これら2つに代表されるような無意味だけど必ずされる質問は、会話のウォーミングアップ的存在。
普通の合コンなどでも最初に組み込まれていたりもします。
攻略することで、コミュニケーションが上達するかもしれませんね。
ラウンジのお客様あるある②小金持ちは水上バイクが好き
わたしの経験上、小金持ちには水上バイク、いわゆる「ジェット」好きが多いような気がします。
ラウンジ時代のお客様も、小金持ちたちはこぞってジェット自慢をしていました。
彼らのFacebookは愛車の写真でいっぱい、口説き文句は「ジェット乗せたろか」です。
もちろん本気でジェットを愛する海の男が大半ですが、女子にモテるためのツールとして乗っていた人も多かったように感じます。
ジェットに乗っていると、ビーチの女子たちからの熱い視線を感じるのだとか。ナンパ成功率も陸に比べて格段に高いといいます。
真偽の程は不明ですが、ふだんより数倍モテるのは間違いなさそうです。
ラウンジのお客様あるある③歯に重課金している
美容感度の高い女性なら、肌や髪、あるいは美容整形に課金する人もいるでしょう。
ラウンジでのお客様によくいらっしゃったのが、歯に重課金している男性たち。
暗い店内で輝くような白い歯がまぶしいほど。
もちろん歯が汚いより白い方が素敵なのですが、どうしてもそこにばかり目がいってしまうのが難点。
さらに、結構な年齢のおじさまで、なぜか歯にダイヤを埋め込んでいるという強者も。
しゃべるたびに前歯がギラギラして気になって仕方ありません。もはやアメリカのラッパーのようです。
お金の使い道に困って、行き着いたのが歯への重課金なのかもしれない、そう思わせるほど不自然でゴージャスでした。
不思議なことに、水商売をやめて一般社会に戻ってみると、このタイプと出会うことがほとんどなくなりました。
夜の街でだけ遭遇できるレア人種なのかもしれませんね。
◆Natsuko Ota
大阪在住。
過去に高級ラウンジから下町のスナックまで様々な形態の水商売経験あり。
あらゆる職業•属性の人と接してきたため否応なしにコミュ力を鍛えられてきました。
現在も、性別年齢問わず毎日かなり多くの人と話す機会があり、人間観察能力もかなり高いと自負しております。
観察眼を生かした鋭い分析力で楽しく執筆していきます。
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